ＧＭＯフィナンシャルゲートは、キャッシュレス決済サービスを提供する上場企業です。この決算報告では、同社の堅調な業績と強みを確認することができます。売上高、営業利益、純利益ともに前年同期比で大幅に増加しており、収益性の高い事業展開を続けています。また、同社は決済端末の販売が好調で、リカーリング型売上の増加にも成功しています。今後も、キャッシュレス化の進展に伴い同社の成長が期待されます。
企業情報
企業名: ＧＭＯフィナンシャルゲート株式会社
証券コード: E35642
決算期: 9月期
ＧＭＯフィナンシャルゲート株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ＧＭＯフィナンシャルゲート株式会社の決算は9月期で、決算日は9月30日です。第1四半期の決算発表は2024年2月13日に行われています。
主な事業
ＧＭＯフィナンシャルゲート株式会社は、キャッシュレス決済サービスを提供する企業です。主な事業は、加盟店向けの決済端末の開発・販売、決済代行サービス、店舗システムの提供などです。消費者のキャッシュレス化ニーズの高まりに着目し、スマートフォンを活用したPOS端末の提供や、決済手数料の低減などの取り組みを行っています。
今期の業績と利益率は？
当第1四半期の業績は、売上高4,496,898千円、営業利益485,998千円、親会社株主に帰属する四半期純利益290,453千円と、前年同期比で大幅な増収増益となりました。特に、収益性の高いリカーリング型売上が伸長し、売上総利益率が向上したことが業績改善の要因です。
売上・利益の推移
ＧＭＯフィナンシャルゲートの近年の業績は順調に推移しています。売上高は2022年9月期に15,909,069千円と過去最高を記録し、当第1四半期も4,496,898千円と前年同期比37.6%の大幅増収となっています。利益面でも、営業利益は2022年9月期に746,433千円、当第1四半期は485,998千円と好調な業績を維持しています。この背景には、キャッシュレス決済市場の拡大と同社の高い競争力があります。
四半期連結貸借対照表について
ＧＭＯフィナンシャルゲートの当第1四半期末の四半期連結貸借対照表は、資産合計10,376,841千円、負債合計5,340,396千円、純資産合計5,036,444千円となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が8,530,570千円と前期末から大幅に増加しています。これは主に、商品が681,014千円増加したことや、売掛金が406,310千円増加したことによります。固定資産は1,846,270千円と堅調に推移しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が3,297,503千円、固定負債が2,042,893千円となっています。流動負債の増加は主に買掛金の増加によるものです。また、固定負債の増加は長期借入金の増加が主な要因となっています。
純資産の部
純資産の部では、5,036,444千円となっています。前期末から79,350千円減少しましたが、これは利益剰余金の増加と配当金の支払いによるものです。
ROAとROE
ＧＭＯフィナンシャルゲートのROA（総資産利益率）は、2022年9月期が8.0%と良好な水準を維持しています。また、ROE（自己資本利益率）は2022年9月期が17.0%と高い収益性を示しています。これは、同社の主力事業であるキャッシュレス決済サービスが順調に伸長し、収益性の高いビジネスモデルを確立しているためです。今後も高いROAとROEを維持できると期待されます。
キャッシュフロー
ＧＭＯフィナンシャルゲートのキャッシュフローは、2022年9月期に営業CF709,360千円、投資CF△580,624千円、財務CF△328,627千円となっています。営業CFの黒字基調が続いており、設備投資に充当できる良好な財務体質を維持しています。今後も安定したキャッシュフローの創出が期待できます。
配当の支払額
ＧＭＯフィナンシャルゲートは、2022年9月期の期末配当を1株46円と、前期から4円増配しました。これにより、同社の2022年9月期の1株当たり年間配当は92円となっています。配当性向も約50%と株主還元に積極的な企業姿勢を示しています。
今後の展望
ＧＭＯフィナンシャルゲートは、今後もキャッシュレス化の進展に伴い業績拡大が期待されます。同社は先進的な決済端末の開発や、加盟店ニーズに合わせたサービス拡充に努めており、競争力の高い事業基盤を築いています。また、訪日外国人需要の回復などにも恩恵を受けると見られ、安定的な成長が見込めるでしょう。今後も同社の業績拡大に注目が集まると考えられます。
編集部のまとめ
ＧＭＯフィナンシャルゲートは、キャッシュレス決済市場において確固たる地位を築いています。当第1四半期も売上高、営業利益、純利益が大幅に増加しており、収益性の高い事業モデルを実現しています。また、決済端末の販売が好調で、リカーリング型売上の増加にも成功しています。今後も、キャッシュレス化の進展やインバウンド需要の回復などを追い風に、同社の業績拡大が期待できるでしょう。
ＧＭＯフィナンシャルゲート株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ＧＭＯフィナンシャルゲートの決算は9月期で、決算日は9月30日です。同社は株主還元に積極的で、2022年9月期の年間配当は1株当たり92円と高水準となっています。今後も、堅調な業績を背景に、株主還元の拡大が期待されます。
