日本情報クリエイト株式会社は、不動産業務支援のサービスを展開する企業です。 この度、2023年12月期の第2四半期決算を発表しましたので、その内容をわかりやすくご紹介します。
企業情報
企業名: 日本情報クリエイト株式会社
証券コード: E35821
決算期: 6月
日本情報クリエイト株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
日本情報クリエイト株式会社の決算日は6月30日で、第2四半期決算は2023年12月31日に行われました。決算時期は年2回、6月と12月に行われています。
主な事業
日本情報クリエイト株式会社は、不動産業界のデジタル化を支援するサービスを提供しています。賃貸管理、不動産仲介業務の効率化を中心に、オンラインプラットフォームの構築やビッグデータ分析などのソリューションを展開しています。 不動産業界のデジタルトランスフォーメーションを積極的に推進しているのが同社の特徴です。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第2四半期の業績は好調で、売上高2,029,387千円、経常利益262,671千円となりました。 利益率も経常利益率12.9%と高水準を維持しています。 不動産業界のDX需要を取り込み、安定的な収益基盤を築いています。
売上・利益の推移
過去2年間の売上高と経常利益の推移を見ると、着実に増加してきていることがわかります。 2022年6月期の売上高は3,770,377千円、経常利益は376,010千円でしたが、2023年12月期第2四半期では売上高が2,029,387千円、経常利益が262,671千円と好調な結果となっています。 不動産DXの需要が高まっている中で同社サービスの人気が高まっていることが業績に表れています。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月期第2四半期の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は4,936,735千円、負債合計は1,719,842千円、純資産合計は3,216,893千円となっています。 資産は前期末比で減少しましたが、負債も減少し、健全な財務体質を維持できています。
資産の部
資産の部では、流動資産が1,628,834千円、固定資産が3,307,900千円となっています。 現金及び預金が989,667千円と手元流動性が確保されているのが特徴です。 無形固定資産としてソフトウエアやのれんなどが2,334,039千円計上されており、同社の事業基盤の強さが窺えます。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,371,990千円、固定負債が347,851千円となっています。 借入金などの有利子負債は367,152千円と低水準に抑えられています。 短期的な支払能力は高い水準にあるといえます。
純資産の部
純資産の部では、資本金が728,528千円、資本剰余金が700,238千円、利益剰余金が1,995,667千円となっています。 自己資本比率は65.2%と高水準を維持しており、財務基盤は安定しています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は4.5%、ROE(自己資本利益率)は5.4%となっています。 前期と比べROAは上昇、ROEは下降しましたが、いずれも健全な水準にあります。 キャッシュフローの創出力と自己資本の効率的活用により、適切な収益性を維持できています。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが131,089千円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが179,744千円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが119,970千円の減少となりました。 積極的な設備投資を行う一方で、営業活動によるキャッシュ・インフローにより、全体としては現金残高が減少しています。
配当の支払額
2023年12月期第2四半期の配当は1株当たり5円が支払われており、年間配当の半分が既に支払われています。 株主還元も適切に行われており、投資家の皆様にとっても魅力的な企業であるといえます。
今後の展望
日本情報クリエイト株式会社は、中期的に不動産DXのリーディングカンパニーを目指しています。 さらなる事業領域の拡大や、AI・ビッグデータの活用による収益基盤の強化など、戦略的な取り組みを進めていくことが期待されます。 不動産業界の変革に貢献し続ける同社に今後も注目が集まるでしょう。
編集部のまとめ
日本情報クリエイト株式会社は、不動産DXを支援するサービスを展開する企業です。 直近の決算では、売上高、利益ともに順調に増加しており、健全な財務基盤を維持しています。 今後も不動産業界の変革を牽引していくことが期待されます。 株主還元も適切に行われており、投資家にとっても魅力的な企業だといえるでしょう。
日本情報クリエイト株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本情報クリエイト株式会社の決算日は6月30日、年2回(6月と12月)の決算が行われています。 2023年12月期第2四半期の配当は1株当たり5円が支払われており、株主還元も適切に行われています。 同社は今後も不動産DXを牽引していく存在として注目を集めていくことが期待されます。