株式会社インターファクトリー(2023年5月期決算)の決算報告をご紹介します。同社は、ECの基盤となるクラウドコマースプラットフォームの開発・提供を行う企業です。今期の業績は、売上高は1,213百万円(前年同期比4.2%減)、営業損失は109百万円となりました。将来への先行投資で利益率は低下したものの、新サービスの開発やパートナー企業との連携など、今後の成長に向けた施策を順調に実行できている模様です。
企業情報
企業名: 株式会社インターファクトリー
証券コード: E35765
決算期: 2023年5月期
株式会社インターファクトリーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社インターファクトリーの決算日は5月31日で、今回は2023年5月期の第2四半期(2023年6月1日~11月30日)の決算報告になります。第2四半期の決算発表は2024年1月12日に行われました。
主な事業
株式会社インターファクトリーは、ECのための基盤となるクラウドコマースプラットフォームの開発・提供を行っています。主力サービスの「ebisumart」を中心に、ECサイトの構築から運用保守、セキュリティ対策まで、EC事業者の様々なニーズに応えるサービスを提供しています。更に2024年5月期からは、EC事業者の成長支援や、データ統合・活用支援といった新規事業にも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期の業績は、売上高1,213百万円(前年同期比4.2%減)、営業損失109百万円となりました。新サービスへの先行投資などにより、一時的に利益率が低下しています。ただし、既存サービスの売上は順調に推移しており、今後の成長に向けた布石を打ってきていると評価できます。
売上・利益の推移
直近の売上高は2,487百万円と堅調に推移しています。一方で、利益面では経費増加の影響から営業利益46百万円と減少しています。成長のための投資を行っており、今後の業績拡大に期待がかかっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社インターファクトリーの最新の貸借対照表は、2023年11月30日時点のものです。
資産の部
総資産は1,678百万円で、前期末比26百万円減少しています。主な変動は、現金及び預金の減少37百万円、自社利用ソフトウェアの減少17百万円などです。
負債の部
負債合計は675百万円で、前期末比89百万円増加しています。短期借入金の増加100百万円などが主な要因です。
純資産の部
純資産は1,002百万円で、前期末比115百万円減少しました。これは、四半期純損失111百万円の計上によるものです。
ROAとROE
ROAは前期末の3.8%から当期2.1%へと低下しています。ROEも同様に前期末の4.6%から当期-10.9%と悪化しています。これは営業損失の計上によるものです。成長投資に伴い一時的な減益となっていますが、今後の業績回復に期待がかかっています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは63百万円の支出となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは69百万円の支出で、主に自社利用ソフトウェアの開発費用によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは95百万円の収入で、短期借入金の増加によるものです。
配当の支払額
株式会社インターファクトリーは、配当を実施していません。成長投資に資金を充当している段階で、内部留保の充実が課題となっています。今後の業績回復と配当再開に期待が寄せられています。
今後の展望
同社は、EC事業の基盤となるクラウドコマースプラットフォームの提供に加え、新たに「EC事業者の成長支援」と「データ統合及び活用支援」にも注力しています。これらの新規事業への投資で一時的に利益率は低下しましたが、中長期的な成長につなげるための布石を打っているといえます。今後、これら新サービスの立ち上がりが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社インターファクトリーは、EC事業者に必要不可欠なクラウドコマースプラットフォーム事業で着実な実績を積み重ねてきました。今期は新規サービスへの投資を加速したことで一時的な減益となりましたが、中長期的な成長に向けた布石を打っていると評価できます。今後の新サービスの立ち上がりに注目が集まっています。
株式会社インターファクトリーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社インターファクトリーの決算日は5月31日で、今回は2023年5月期第2四半期の決算報告でした。また、同社は配当を実施していません。成長投資に注力しているためですが、今後の業績回復と配当再開に期待がかかっています。