株式会社BlueMemeの2023年12月期第3四半期の決算が発表されました。売上高は1,804,850千円と前年同期比10.2%の増収となり、経常利益は151,078千円と前年同期比27.4%の減益でしたが、非常に健全な経営成績を示しています。詳しくみていきましょう。
企業情報
企業名: 株式会社ＢｌｕｅＭｅｍｅ
証券コード: 40690
決算期: 3月31日
株式会社ＢｌｕｅＭｅｍｅの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ＢｌｕｅＭｅｍｅの決算期は3月31日で、四半期決算を公表しています。今回は第3四半期（2023年10月1日～12月31日）の決算報告です。
主な事業
株式会社ＢｌｕｅＭｅｍｅは、ローコード技術とアジャイル手法を活用したDXサービスを提供する企業です。ローコードによるシステム開発の自動化と、アジャイル開発手法を取り入れることで、日本企業のDXやIT投資の効率化を支援しています。具体的には、受託開発サービスやトレーニングなどのプロフェッショナルサービス、ソフトウェアライセンス販売を行っています。
今期の業績と利益率は？
今期第3四半期の業績は、売上高1,804,850千円、経常利益151,078千円でした。前年同期比で売上高は10.2%増、経常利益は27.4%減となっています。売上は順調に拡大している一方、利益率は若干低下しています。これは、人材確保や新規事業への投資などにより販売費及び一般管理費が増加したことが影響しているようです。
売上・利益の推移
過去3年の売上高と経常利益の推移を見ると、売上高は2022年3月期2,244,083千円、2023年3月期2,487,426千円と順調に増加しています。一方、経常利益は2022年3月期208,003千円、2023年3月期151,078千円と減少傾向にあります。これは先行投資などの影響で利益率が低下したためと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は2,876,160千円となっています。前期末比で140,744千円減少しています。
資産の部
流動資産は2,561,888千円と前期末比で232,380千円減少しました。これは主に売掛金が減少したためです。一方、固定資産は314,271千円と91,636千円増加しており、有形固定資産の取得が増加したことが要因です。
負債の部
負債合計は387,992千円と前期末比で41,485千円減少しました。流動負債は335,346千円と57,921千円減少し、固定負債は52,646千円と16,435千円増加しています。
純資産の部
純資産は2,488,167千円と前期末比で99,258千円減少しました。自己株式の取得が主な要因です。自己資本比率は86.5%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は5.2%、ROE(自己資本当期純利益率)は3.2%となっています。前期と比べROAは2.9ポイント減少、ROEは5.1ポイント減少しましたが、依然として高い水準を維持しています。これは、投資による一時的な利益率の低下によるものと考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については開示されていませんが、前期の状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが291,887千円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが△79,492千円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが△203,395千円のマイナスとなっています。安定したキャッシュポジションを維持できていることがうかがえます。
配当の支払額
当期は配当の支払いはありませんでした。過去の実績として、2022年3月期は1株当たり65.64円の配当を実施しています。今後の配当方針については、業績の動向や投資計画等を勘案しながら検討されるものと考えられます。
今後の展望
株式会社ＢｌｕｅＭｅｍｅは、DXサービスの提供を通じて企業の競争力向上を支援することを目指しています。今後も、ローコード技術とアジャイル開発手法を活かした新サービスの開発や、優秀な人材の確保・育成に注力していく方針です。さらなる事業拡大と企業価値向上が期待できる銘柄だと言えるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社ＢｌｕｅＭｅｍｅの2023年12月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比10.2%増と好調に推移しました。利益面では先行投資による一時的な減益となりましたが、自己資本比率86.5%と財務体質は健全です。今後もDXサービスの需要が旺盛なことから、更なる成長が期待できる企業と言えるでしょう。
株式会社ＢｌｕｅＭｅｍｅの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ＢｌｕｅＭｅｍｅの決算期は3月31日で、第3四半期の決算を公表しています。過去の実績としては2022年3月期に1株当たり65.64円の配当を実施していましたが、今期は無配となっています。今後の配当方針については、業績動向や投資計画次第で検討されるものと見られます。
