株式会社ラキールの決算報告書を読んでみましたが、同社は業界で注目されているアプリケーション開発プラットフォーム「LaKeel DX」を提供する企業です。この期の業績は好調で、売上高が13.5%増加し、営業利益も50.8%増加しています。特に、LaKeel製品を中心としたプロダクトサービスの売上が好調で、市場におけるプレゼンスを着実に高めているようです。
企業情報
企業名: 株式会社ラキール
証券コード: E36708
決算期: 第8期第1四半期(2024年1月1日~2024年3月31日)
株式会社ラキールの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ラキールの決算日は12月31日で、第1四半期の決算期間は2024年1月1日から2024年3月31日までとなっています。
主な事業
株式会社ラキールは、アプリケーション開発プラットフォーム「LaKeel DX」とそのプラットフォーム上で稼働する製品群「LaKeel Apps」を提供しています。顧客企業のデジタル化やDX推進をサポートしており、短期間での新規システム開発や、システムの継続利用を可能にするユニークな技術を活かしています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は好調で、売上高は2,087,223千円と前年同期比で13.5%の増加を達成しました。また、営業利益は282,951千円と、前年同期比で50.8%増加しています。顧客企業のDX需要を取り込んでいることが業績拡大の背景にあるようです。
売上・利益の推移
過去1年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は7,653,414千円、経常利益は539,576千円と、いずれも前期から大幅に増加しています。同社のコアビジネスであるLaKeel製品の好調な販売が、収益を押し上げている要因だと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
同社の連結貸借対照表を見ると、総資産は6,596,449千円となっており、前期末から188,346千円増加しています。流動資産は4,109,485千円、固定資産は2,486,964千円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,768,249千円と前期末から64,188千円増加しており、手元流動性が高い状態にあります。また、無形固定資産が1,192,478千円と大きな割合を占めており、LaKeel DXなどの自社の知的財産が重要な経営資源となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が2,103,597千円、固定負債が467,809千円となっています。有利子負債は1,118,178千円と、比較的健全な水準を維持しています。
純資産の部
純資産の合計は4,025,042千円となっており、自己資本比率は60.73%と高い水準を維持しています。株主資本の増加が進んでおり、財務体質も健全化しているようです。
ROAとROE
ROAは、前期が2.13%、当期は4.18%と上昇しています。また、ROEは前期が11.90%、当期は10.94%と若干低下しているものの、ともに高水準を維持しています。これは、LaKeel製品を中心とした収益力の向上と、資本効率の改善が進んでいることを示しています。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローの状況については、当四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、前期の状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが645,776千円の収入となっており、手元流動性が高い水準にあると考えられます。
配当の支払額
当第1四半期連結累計期間において、同社は配当金の支払いは行っていません。今後の業績動向を見守る必要がありますが、株主還元の強化に期待が高まっています。
今後の展望
同社は、企業のDXニーズをタイムリーに取り込み、LaKeel製品の拡販を進めることで、今後も売上高と利益の増加を続けていくと期待されています。特に、LaKeel DXのような自社の強みを持つ製品の競争力を活かして、さらなる事業拡大が見込まれます。
編集部のまとめ
株式会社ラキールは、DX支援に特化した独自のアプリケーション開発プラットフォームを提供する企業です。今期の業績は好調で、売上高、営業利益ともに大幅な増加を果たしました。資産規模も拡大し、財務体質も健全化しています。今後も自社製品の競争力を生かしながら、事業拡大が期待できそうです。
株式会社ラキールの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ラキールの決算日は12月31日で、第1四半期の決算期間は2024年1月1日から2024年3月31日までです。当期は業績が好調で、売上高と利益が大幅に増加しました。一方、配当については当第1四半期は行われていませんが、今後の株主還元強化に期待が高まっています。