ブレインズテクノロジー株式会社の2023年8月1日から2024年1月31日までの第2四半期決算が発表されました。売上高は463,037千円と前年同期比で10.5%増加しており、ビジネスの順調な拡大が分かります。
企業情報
企業名: ブレインズテクノロジー株式会社
証券コード: E36722
決算期: 7月31日
ブレインズテクノロジー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ブレインズテクノロジー株式会社の決算日は7月31日です。決算は年1回行われ、四半期決算も公表されています。
主な事業
ブレインズテクノロジー株式会社は、エンタープライズAIソフトウエアの開発・販売を主な事業としています。主力製品の「Impulse」「Neuron ES」は、企業のデータ活用や業務効率化に貢献しており、顧客からの高い評価を得ています。同社は独自のAIエンジン技術を核に、大企業を中心に導入が進んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期累計期間における売上高は463,037千円と前年同期比で10.5%増加しました。利益面では、経常利益は21,185千円と黒字を確保しています。これにより、同期間の経常利益率は4.6%となりました。売上の伸長と利益率の改善が進んでおり、業績は順調に推移しています。
売上・利益の推移
ブレインズテクノロジーの近年の業績推移を見ると、売上高は年々増加しており、2023年7月期は前期比8.6%増の1,053,861千円を達成しました。利益面でも、経常利益は前期から大幅に改善し162,246千円となりました。同社の提供するAIソリューションが市場から高い評価を得ており、業績は着実に伸びています。
四半期連結貸借対照表について
ブレインズテクノロジーの四半期貸借対照表を見ると、資産合計は1,778,903千円となっています。負債合計は259,659千円と低水準を維持しており、純資産比率は85.4%と健全な財務状況を示しています。
資産の部
流動資産は1,379,850千円で、現金及び預金が1,238,992千円と大半を占めています。固定資産は399,052千円で、無形固定資産が343,634千円となっています。
負債の部
流動負債は219,474千円で、主な内訳は買掛金や未払法人税等となっています。固定負債は40,185千円と低水準を維持しています。
純資産の部
純資産は1,519,244千円で、資本金が597,961千円、利益剰余金が358,322千円となっています。健全な財務基盤を築いています。
ROAとROE
ブレインズテクノロジーのROA(総資産経常利益率)は、1.2%となっています。一方、ROE(自己資本利益率)は1.5%です。前期と比較するとROAは上昇したものの、ROEは若干低下しています。これは、利益の増加率に対して、自己資本が相対的に大きくなったことが要因と考えられます。今後は、収益力の向上に合わせて、資本効率の改善も課題になってくるでしょう。
キャッシュフロー
当第2四半期累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは50,689千円の増加となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは130,198千円の減少となっています。これは主に無形固定資産への投資によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは11,560千円の増加となりました。全体としては、67,949千円の減少となっています。
配当の支払額
ブレインズテクノロジーは、現状配当を行っていません。成長フェーズにあるため、内部留保の活用による事業投資に注力しているものと思われます。今後の業績拡大と財務体質の強化に応じて、配当実施の検討が期待されます。
今後の展望
ブレインズテクノロジーは、企業のデジタル化に欠かせないAIソリューションを提供しており、今後も高い成長が期待できます。特に、主力のImpulseやNeuron ESの機能強化や新規顧客の開拓に注力することで、更なる業績拡大が見込まれます。また、他社との連携やグローバル展開の加速など、積極的な事業開発も重要な課題となっています。今後の技術革新や市場環境の変化に適応しつつ、持続的な成長を目指していくことが重要です。
編集部のまとめ
ブレインズテクノロジー株式会社の決算では、売上高や経常利益が前年同期比で増加するなど、順調な業績推移が確認できました。同社のAIソリューションが市場から高い評価を得ていることがうかがえます。今後も、製品の強化や新規顧客開拓など、積極的な事業展開を期待したいところです。健全な財務体質を維持しながら、更なる成長が望まれます。
ブレインズテクノロジー株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ブレインズテクノロジー株式会社の決算日は7月31日です。同社は現在、配当を実施していませんが、今後の業績拡大と財務基盤の強化に応じて、配当の検討も期待されます。AIソリューション分野での先行者としての地位を固めながら、更なる成長が期待されるところです。