株式会社田中化学研究所の第68期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

二次電池事業を手掛ける株式会社田中化学研究所(証券コード:40800)の2023年12月期第3四半期決算報告書をお届けします。売上高は35,925百万円と前年同期比19.5%の減少でしたが、四半期純利益は1,728百万円と好調な業績を残しました。電気自動車(EV)市場の拡大を背景に、同社の製品需要は今後も堅調に推移することが期待されます。

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企業情報

企業名: 株式会社田中化学研究所
証券コード: 40800
決算期: 2023年3月31日現在

株式会社田中化学研究所の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社田中化学研究所は3月31日を決算日としており、第3四半期の決算時期は2023年12月31日です。

主な事業

株式会社田中化学研究所は、二次電池事業を手掛けています。具体的には、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの電池材料の開発・製造・販売を行っています。特に、電気自動車(EV)用のリチウムイオン電池向け製品が主力となっています。同社の強みは、独自の研究開発力と長年の製造ノウハウを生かし、高品質な製品を提供できることにあります。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が35,925百万円と前年同期比19.5%減少しましたが、営業利益が2,254百万円、経常利益が2,009百万円、四半期純利益が1,728百万円と好調な結果となりました。主な要因は、主原料の相場変動に伴う相場関連利益の計上や、コスト削減の効果によるものです。利益率も堅調に推移しており、同社の収益性は高い水準にあると評価できます。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高は2023年3月期が57,672百万円、2024年3月期第3四半期が35,925百万円となっています。一方で、経常利益は2023年3月期が1,579百万円、2024年3月期第3四半期が2,009百万円と増加傾向にあります。このように、売上高は減少しつつも利益面では改善が見られる状況です。

四半期連結貸借対照表について

株式会社田中化学研究所は四半期連結財務諸表を作成しておりません。そのため、以下の記載は個別の四半期貸借対照表に基づくものとなります。

資産の部

2023年12月末の総資産は36,226百万円で、前事業年度末より3,861百万円減少しました。これは主に、現金及び預金の増加3,366百万円があった一方で、棚卸資産の減少1,417百万円、グループ預け金の減少4,200百万円などによるものです。

負債の部

負債合計は19,828百万円と前事業年度末より5,602百万円減少しました。主な要因は、仕入債務の減少4,087百万円、長期借入金の減少1,050百万円などによるものです。

純資産の部

純資産は16,398百万円と前事業年度末より1,740百万円増加しており、自己資本比率は45.3%となっています。この背景には、四半期純利益の計上などが寄与しています。

ROAとROE

同社のROA(総資産利益率)は2023年3月期の3.2%から2024年3月期第3四半期では5.5%に上昇しています。また、ROE(自己資本利益率)も2023年3月期の8.8%から2024年3月期第3四半期では10.5%に改善しています。これは利益率の上昇と自己資本の充実によって、資産効率と株主資本の効率性が高まったためです。今後も高収益性を維持し、ROAとROEの向上が期待できる状況にあると言えるでしょう。

キャッシュフロー

キャッシュ・フローの状況については、営業活動によるキャッシュ・フローが2,742百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが1,426百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが2,050百万円の支出となっています。全体としては、現金及び現金同等物が3,366百万円増加し、手元流動性が改善されている状況です。

配当の支払額

株式会社田中化学研究所は、株主への利益還元を重要な経営課題の1つとしています。ただし、2023年3月期においては1株当たり配当金は無配となりました。今後は経営環境の改善に合わせ、適切な利益還元を検討していくと考えられます。

今後の展望

電気自動車(EV)市場の拡大に伴い、同社の主力製品であるリチウムイオン電池向け製品の需要は今後も堅調に推移することが期待されます。EV化の加速により、同社の業績にもプラスの影響が見込まれます。一方で、原材料価格の変動リスクなど、不確定要因も存在することから、経営環境の変化への対応力が重要となってきます。同社は、技術開発力と製造ノウハウを生かし、収益力の向上と株主還元の強化に尽力していくものと考えられます。

編集部のまとめ

株式会社田中化学研究所は、電気自動車(EV)市場の拡大を背景に、将来的な成長が期待される有望企業と言えるでしょう。同社の主力製品であるリチウムイオン電池向け材料は、EV化の進展に伴い需要が高まっています。また、収益性も堅調に推移しており、株主還元の強化も期待されます。今後の同社の動向に注目が集まっています。

株式会社田中化学研究所の決算日や配当についてまとめました。

株式会社田中化学研究所は3月31日を決算日としており、2023年12月31日時点での第3四半期決算を発表しました。同社の売上高は35,925百万円、四半期純利益は1,728百万円と好調な業績を維持しています。また、ROAやROEの改善にも注目が集まっています。一方で、配当については2023年3月期は無配となりましたが、今後の業績改善に合わせ、適切な株主還元が期待されます。

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