株式会社Kaizen Platformの2024年第1四半期決算が発表されました!売上高は前年同期比3.5%増加し1,120,762千円となり、着実な成長を遂げています。同社は企業のデジタル化を支援するDXプラットフォームを提供しており、ニーズの高まりを背景に堅調に推移しています。今後も、グループシナジーの発揮や新商品投入などで収益の維持・拡大が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社Kaizen Platform
証券コード: E36122
決算期: 12月期
株式会社Kaizen Platformの決算日・決算時期(スケジュール)は?
同社の決算期は12月期で、通期決算は毎年3月に発表されます。第1四半期決算は5月に公表されています。
主な事業
株式会社Kaizen Platformは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するプラットフォーム事業を展開しています。具体的には、Webサイト改善や動画制作、CRMの改善など、顧客企業の課題解決に向けたソリューションを提供しています。テクノロジーを活用して企業のDX化を推進しているのが同社の特徴です。
今期の業績と利益率は?
2024年第1四半期の業績は、売上高1,120,762千円、営業損失29,844千円、経常損失20,113千円、親会社株主に帰属する四半期純損失55,729千円となりました。売上高は前年同期比3.5%増加しているものの、利益面では依然として赤字となっています。今後は収益性の改善に向けた取り組みが課題といえます。
売上・利益の推移
同社の売上高は過去3年間で4,343,141千円から1,120,762千円へと増加傾向にあります。一方で利益面では、経常利益が2023年12月期に11,603千円の黒字となったものの、第1四半期では20,113千円の赤字となっています。収益改善に向けて、売上拡大と同時に利益率の向上に取り組む必要があるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月末の四半期連結貸借対照表では、資産合計が4,387,495千円、負債合計が1,176,126千円、純資産合計が3,211,369千円となっています。前期末と比較して、資産は18,007千円増加、負債は2,838千円減少、純資産は20,846千円増加しています。健全な財務体質を維持しつつ、事業拡大に向けて投資を行っている状況がうかがえます。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,625,050千円と手元流動性が高く、財務基盤は安定しています。また、無形固定資産ののれんが585,291千円計上されており、M&Aによる成長戦略の一端がうかがえます。
負債の部
負債の部では、買掛金が376,070千円、長期借入金が298,490千円となっています。借入金については、財務制限条項を設けている一方で、期限の利益喪失に係る権利を取引銀行から得ていることから、財務リスクは低減されていると評価できます。
純資産の部
純資産の部では、資本金が1,767,188千円、利益剰余金が2,588,508千円の赤字、為替換算調整勘定が308,672千円となっています。自己資本比率は72.3%と高水準を維持しており、財務の健全性は高いと評価できます。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は、前期の0.3%から今期の-0.5%へ低下しています。一方でROE(自己資本当期純利益率)は、前期の2.1%から今期の-1.7%へ悪化しています。利益率の低下が資産効率や自己資本効率の低下につながっているため、収益性の改善が課題となっています。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローの状況については、当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書が開示されていないため、詳細は不明です。ただし、手元の現金及び預金が2,625,050千円と潤沢であることから、運転資金の確保は問題ないと推察されます。
配当の支払額
同社は過去3年間、無配となっています。新規事業への投資や成長戦略の推進に経営資源を集中させているため、当面の間は無配が続く可能性が高いと考えられます。株主への利益還元については、今後の業績動向を見守る必要がありそうです。
今後の展望
株式会社Kaizen Platformは、企業のDX化支援を主力事業としており、中長期的な成長が期待される市場で事業を展開しています。今後は、グループシナジーの最大化やクロスセルの強化などにより、さらなる収益力の向上を目指すことが重要となりそうです。一時的な赤字は見られるものの、中長期的な視点から同社の成長性に期待が持てる決算内容だと言えるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社Kaizen Platformの2024年第1四半期決算は、売上高が前年同期比3.5%増加するなど、堅調な業績となりました。一方で利益面では依然として赤字が続いています。今後はグループシナジーの最大化やコストコントロールの強化などにより、収益性の改善に取り組むことが重要です。同社の中長期的な成長余力は高いと評価できるため、今後の業績動向に注目が集まるでしょう。
株式会社Kaizen Platformの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算期は12月期で、通期決算は毎年3月に、第1四半期決算は5月に発表されています。配当については、過去3年間無配となっていますが、今後の業績推移次第では、株主還元策の検討も期待できるかもしれません。今後の展開にご注目ください。