株式会社WACULの2024年3月期第1四半期決算が公開されました。DX事業に注力する同社は、売上高4.53億円、経常利益5,036千円と堅調な業績を収めました。デジタルマーケティングに強みを持つWACULは、企業のDXを支える強力なソリューションを提供しています。
企業情報
企業名: 株式会社WACUL
証券コード: 41730
決算期: 2024年3月期
株式会社WACULの決算日・決算時期(スケジュール)は?
WACULの2024年3月期第1四半期決算は2024年3月1日から5月31日までの期間の業績となります。四半期決算は3月、6月、9月、12月と年4回行われており、通期決算は2月末に行われます。
主な事業
WACULは「知を創集し道具にする」というミッションのもと、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を強力に支えるサービスを提供しています。マーケティングのDX実現に必要なコンサルティングからデータ分析、改善提案、実行支援のサービス群を展開しています。当社はこれまで培ったナレッジとベストプラクティスを活かし、戦略立案から、組織づくり、具体的な施策実行まで一気通貫でサポートしています。
今期の業績と利益率は?
2024年3月期第1四半期の売上高は4.53億円と前年同期比6.4%増と堅調に推移しました。一方で、経常利益は5,036千円と大幅減となりました。これは主に販売費及び一般管理費の増加によるものとみられます。ただし、WACULではEBITDAベースで3.7億円を確保しており、事業の収益性は高水準を維持しています。
売上・利益の推移
WACULの売上高は2023年3月期に2.09億円と大幅な増収を実現しました。一方で経常利益は2.01億円と高い収益性を示しています。当第1四半期においても5,036千円の経常利益を確保するなど、業績は堅調に推移しています。今後も企業のDX需要取り込みを続け、更なる売上拡大と収益力の向上が期待できます。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第1四半期末の総資産は21.78億円で、前期末から5.6億円減少しました。減少の主な要因は、現金及び預金の減少によるものです。一方で、ソフトウエア仮勘定が2.58億円増加するなど、事業投資も積極的に行われています。
負債の部
負債合計は9.56億円で、前期末から5.68億円減少しました。返済により長期借入金が4.86億円減少したほか、未払法人税等が2.24億円減少したことが主な要因です。
純資産の部
純資産は12.23億円で、前期末から0.82億円増加しました。新株予約権の増加により、自己資本比率は55.5%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
WACULのROAは前期末時点で6.6%、ROEは10.3%となっています。高収益体質を維持しつつ、株主資本の効率活用にも優れています。今後も企業価値向上に向けてDX支援事業の積極的な展開が期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、前期は営業CF2.02億円、投資CF△1.34億円、財務CF△0.63億円となっています。事業活動によるキャッシュインフローが大きく、健全な財務体質を維持できています。
配当の支払額
WACULは2024年3月期の配当予想を未定としています。成長投資に注力する中で、適切な利益還元を検討していく方針のようです。株主還元施策にも注目が集まります。
今後の展望
WACULは企業のDXを強力にサポートするソリューションを提供しており、市場からの注目も高まっています。今後もDX領域での事業拡大が期待できる一方で、人材確保や生産性向上など課題にも取り組む必要があります。引き続き、顧客ニーズに合わせたサービス展開と事業基盤の強化に注力していくと見られます。
編集部のまとめ
株式会社WACULは、企業のDXを強力にサポートするソリューションを提供する注目の企業です。2024年3月期第1四半期は売上高と利益面で健闘しつつ、事業投資にも積極的に取り組んでいることがわかりました。今後も持続的な成長と収益力向上が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社WACULの決算日や配当についてまとめました。
WACULの決算日は年4回の四半期決算と年1回の通期決算があり、今回の報告は2024年3月期第1四半期の業績です。配当については2024年3月期は未定としていますが、今後の成長投資を優先しつつ、適切な利益還元を検討していく方針のようです。WACULの今後の事業展開と株主還元策に注目が集まります。