株式会社Ｓｈａｒｉｎｇ Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎｓの2024年第1四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比1.0％増の1,275,661千円、営業利益は同335.0％増の57,975千円と大幅な増益となりました。この企業はデジタルトランスフォーメーション事業を主力に、クラウドインテグレーションなどに注力しています。今後の成長が期待される企業ですね。
企業情報
企業名: 株式会社Ｓｈａｒｉｎｇ Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎｓ
証券コード: E36366
決算期: 12月
株式会社Ｓｈａｒｉｎｇ Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎｓの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社Ｓｈａｒｉｎｇ Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎｓの決算日は12月31日です。決算報告書は翌年5月に提出されます。
主な事業
株式会社Ｓｈａｒｉｎｇ Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎｓは、デジタルトランスフォーメーション事業を中心に事業を展開しています。具体的には、Webシステム開発、スマホアプリ開発、クラウドインテグレーションなどに取り組んでいます。また、スマートフォン向けアプリの企画・開発・運営も手掛けています。企業のデジタル化を支援し、新しい価値を生み出すことをミッションとしています。
今期の業績と利益率は？
今期の業績は好調で、売上高は前年同期比1.0％増の1,275,661千円、営業利益は同335.0％増の57,975千円と大幅な増益となりました。利益率も大幅に改善しており、営業利益率は4.5％と高い水準を維持しています。デジタルトランスフォーメーション事業が堅調に推移し、収益性が向上したことが主な要因です。
売上・利益の推移
同社の売上高は過去3年間で5,057,617千円から1,275,661千円と着実に増加しています。一方、経常利益は34,013千円から57,805千円と大幅に伸長しており、企業価値の向上が期待できます。デジタルトランスフォーメーション事業を中心とした成長戦略が功を奏している様子が伺えます。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表をみると、資産合計は2,577,391千円となっています。前期末比258,771千円増加しており、業績の拡大に伴って財務体質も強化されています。負債については、1,096,427千円と前期末比226,385千円増加しましたが、自己資本比率は57.4％と健全な水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,088,735千円と大幅に増加しています。これは収益性の改善によりキャッシュが蓄積された結果と考えられます。一方で、のれんが646,061千円と過半を占めており、今後の事業展開に注目が集まります。
負債の部
負債の部では、短期借入金が253,334千円と前期末から増加しているものの、長期借入金は193,380千円と減少しています。これにより、財務の健全性は維持されていると評価できます。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が713,389千円と前期末から32,489千円増加しています。これは当期の好業績を反映したものと考えられ、企業価値の向上につながっています。
ROAとROE
同社のROA (総資産利益率)は2.5％、ROE (自己資本利益率)は8.7％となっています。前期と比べて大幅に上昇しており、資産効率や資本効率の改善が進んでいることがわかります。これは主力のデジタルトランスフォーメーション事業の収益性向上によるものと考えられます。今後もこの高水準を維持できるかが注目されます。
キャッシュフロー
同社のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが大幅な黒字となっています。これは事業の収益性が改善し、利益が増加したことを示しています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっており、成長に向けた投資が続けられています。財務活動によるキャッシュ・フローもプラスで、外部からの資金調達が行われています。全体として、キャッシュ残高が265,970千円増加しており、財務的な健全性が高まっていると評価できます。
配当の支払額
現時点では、同社は配当を実施していません。成長投資に資金を振り向けており、配当は未定となっています。今後、収益力がさらに強化されれば、株主への還元も検討されるかもしれません。
今後の展望
同社はデジタルトランスフォーメーション事業を中心に事業を展開しており、その成長が期待されます。特にクラウドインテグレーション領域では、大型案件への進出も始まっており、今後の業績拡大が期待できます。また、IT人材の確保とスキル向上にも注力しており、開発体制の強化を通じて、収益性の一層の向上が見込まれます。
編集部のまとめ
株式会社Ｓｈａｒｉｎｇ Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎｓは、デジタルトランスフォーメーション事業を中心に成長を続けています。第1四半期は大幅な増収増益を達成しており、収益性の高い事業モデルを構築できつつあります。今後の事業展開に注目が集まります。また、財務基盤の強化も進んでおり、株主還元の検討も期待されます。
株式会社Ｓｈａｒｉｎｇ Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎｓの決算日や配当についてまとめました。
株式会社Ｓｈａｒｉｎｇ Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎｓの決算日は12月31日です。現在のところ配当は実施していませんが、今後の収益力の向上に伴い、株主への還元も検討されることが期待されます。同社の今後の事業展開に期待が高まります。
