東京応化工業株式会社の第95期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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東京応化工業株式会社は半導体関連の材料メーカーで、エレクトロニクス分野で高い実力を有しています。2024年第1四半期の決算発表では、売上高が450億17百万円と前年同期比17.0%増、経常利益は60億39百万円と同4.8%増と、堅調な業績を残しました。半導体需要の回復基調を背景に、エレクトロニクス機能材料や高純度化学薬品の売上が増加したことが好業績につながりました。

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企業情報

企業名: 東京応化工業株式会社
証券コード: 41860
決算期: 12月期

東京応化工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

東京応化工業株式会社の決算日は12月31日です。決算発表は2024年5月14日に行われました。

主な事業

東京応化工業株式会社は、半導体や液晶ディスプレイの製造に使用されるエレクトロニクス機能材料や、半導体洗浄に使用される高純度化学薬品を主力事業として展開しています。これらの製品は、最先端のエレクトロニクス製品の性能向上に欠かせない重要な材料となっています。また、その他にも化成品事業や印刷材料事業なども手がけています。

今期の業績と利益率は?

2024年第1四半期の売上高は450億17百万円と前年同期比17.0%増、営業利益は57億93百万円と同7.4%増、経常利益は60億39百万円と同4.8%増と、良好な業績を収めました。半導体需要の回復基調を背景に、エレクトロニクス機能材料や高純度化学薬品の売上が順調に拡大したことが主な要因です。また、売上高営業利益率は12.9%、売上高経常利益率は13.5%と高水準を維持しています。

売上・利益の推移

東京応化工業の売上高は、2023年第1四半期が384億63百万円、2024年第1四半期が450億17百万円と、前年同期比で17.0%の増加を示しました。一方、利益面では、2023年第1四半期の経常利益が57億62百万円、2024年第1四半期が60億39百万円と、4.8%の増加となりました。ここ1年間の業績は着実に改善傾向にあると評価できます。

四半期連結貸借対照表について

資産の部

2024年3月31日時点の資産合計は2,610億44百万円で、前期末比91億79百万円の増加となりました。流動資産は1,438億25百万円94億97百万円増加し、現金及び預金が954億14百万円と大幅に増加しています。一方、固定資産は1,172億18百万円3億17百万円減少しました。

負債の部

負債合計は644億64百万円で、前期末比80億79百万円増加しました。流動負債が456億15百万円70億88百万円増加し、支払手形及び買掛金が225億57百万円、未払法人税等が29億13百万円と増加しています。固定負債は188億48百万円9億91百万円増加しました。

純資産の部

純資産合計は1,965億80百万円で、前期末比11億円増加しました。為替換算調整勘定が134億26百万円と増加し、自己資本比率は71.8%となりました。安定的な財務体質を維持しています。

ROAとROE

東京応化工業のROA(総資産経常利益率)は9.3%、ROE(自己資本当期純利益率)は7.4%となっています。前期と比較して、ROAは0.3ポイント減少しましたが、ROEは3.7ポイント増加しました。高い収益性と優良な資本効率を兼ね備えた企業といえます。

キャッシュフロー

東京応化工業は営業活動によるキャッシュ・フローが92億51百万円の収入となり、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローが46億47百万円の支出、借入金の返済などの財務活動によるキャッシュ・フローが43億94百万円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物は95億98百万円増加し、手元流動性が大幅に改善しています。

配当の支払額

東京応化工業は2024年3月28日開催の定時株主総会で、1株当たり86円の期末配当の支払いを決議しました。これにより、年間配当金は1株当たり172円となりました。安定的な配当政策を維持しており、株主還元に積極的な企業と言えます。

今後の展望

東京応化工業は2024年度を最終年度とする中期経営計画「tok中期計画2024」に基づき、エレクトロニクス分野での競争力強化に注力しています。半導体需要の回復基調が持続することで、同社の主力製品であるエレクトロニクス機能材料や高純度化学薬品の売上拡大が期待されます。また、工場の自動化や生産性向上などによるコスト競争力強化にも取り組んでおり、収益力の向上が見込まれます。中長期的な成長が期待できる企業と言えるでしょう。

編集部のまとめ

東京応化工業株式会社は、先端エレクトロニクス分野で高い技術力を持つ材料メーカーです。2024年第1四半期の業績は、売上高が前年同期比17.0%増、経常利益が同4.8%増と好調な実績を上げました。半導体需要の回復基調に後押しされ、主力製品の売上が増加したことが主因です。また、財務体質も健全で、株主還元も積極的に行っています。今後も中期経営計画の着実な遂行により、企業価値の向上が期待できそうです。

東京応化工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

東京応化工業の決算日は12月31日で、2024年5月14日に2024年第1四半期の決算発表を行いました。また、同社は2024年3月28日開催の定時株主総会で、期末配当金を1株当たり86円と決議しました。年間配当金は1株当たり172円と、株主還元にも積極的な企業といえます。今後も安定配当の維持が期待できる企業です。

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