株式会社ダイセルの第158期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社ダイセルの第3四半期決算報告が公開されました。売上高は4,142億76百万円営業利益は444億87百万円と前年同期に比べ増加しました。持続的な成長を目指す同社の決算内容をご紹介します。

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企業情報

企業名: 株式会社ダイセル
証券コード: 42020
決算期: 3月期

株式会社ダイセルの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ダイセルは3月期決算を行っており、決算発表は毎年2月頃に行われます。4月1日から翌年3月31日までの1年間を決算期間としています。

主な事業

株式会社ダイセルは、化学品製造を中核事業としています。医療・ヘルスケア、スマート、セイフティ、マテリアル、エンジニアリングプラスチックの5つの事業セグメントを展開しています。医療・ヘルスケア分野ではキラル製品などの製造、スマート分野では液晶ディスプレイ用フィルムなどの生産、セイフティ分野ではエアバッグ用インフレーターの製造など、幅広い製品を取り扱っています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間における同社の業績は、売上高4,142億76百万円営業利益444億87百万円と前年同期に比べ増加しています。売上高が前年同期比2.4%増、営業利益が同21.7%増となったことから、利益率も向上していることがわかります。

売上・利益の推移

株式会社ダイセルの売上高は過去3年ほぼ横ばいで推移しているものの、営業利益は年々増加しています。2023年3月期第3四半期では444億87百万円と大幅な増益となっています。主力製品の販売数量が増加し収益性も向上しているため、同社の業績は堅調に推移していると言えるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は8,052億41百万円となっています。前期末から約396億円増加しています。主な増加要因は、受取手形及び売掛金や建設仮勘定の増加などです。一方、負債は4,623億11百万円で、前期末から約71億円増加しています。

資産の部

流動資産は前期末から4,106億16百万円と約40億円増加しており、受取手形及び売掛金が106,598百万円と大きく増加しています。固定資産も3,945億24百万円と前期末から約35億円増加しています。有形固定資産の建設仮勘定が108,155百万円と大幅に増加しているのが特徴的です。

負債の部

流動負債は2,143億99百万円、固定負債は2,479億11百万円となっています。短期借入金が52,523百万円と前期末から増加しており、有利子負債が増加しているようです。

純資産の部

純資産は3,429億30百万円となっています。自己資本比率は40.7%と財務の健全性も保たれています。

ROAとROE

株式会社ダイセルのROAは5.5%、ROEは12.8%となっています。過去3年ではROAは5%前後、ROEは10%前後で推移しており、堅調な収益性と効率的な経営が続いていることがわかります。収益力の向上とともに、投下資本の効率的な活用にも力を入れていると言えるでしょう。

キャッシュフロー

営業キャッシュフローは前年同期の327億円から564億円に増加しています。投資キャッシュフローは527億円と設備投資が増加したものの、収益改善によりキャッシュの創出能力が高まっていることがわかります。財務キャッシュフローはに配当金の支払いなどから△253億円となっています。

配当の支払額

株式会社ダイセルは、2023年6月には1株当たり20円、2023年12月には1株当たり25円の配当を実施しています。これにより、年間配当は1株当たり45円となり、前期の36円から大幅に増加しました。業績の改善を受けて株主還元も強化されているといえるでしょう。

今後の展望

株式会社ダイセルは、中期経営計画「Accelerate 2025」のもと収益力の強化と成長投資を推進しています。主力事業の収益性を高めるとともに、新製品の開発や既存事業の強化にも注力する方針です。今後も堅調な業績が期待できるでしょう。

編集部のまとめ

株式会社ダイセルは、主力製品の販売数量増加と収益性の向上により、売上高、営業利益ともに増加基調にあります。財務体質の健全性も保たれており、配当も大幅に増額するなど、株主還元も強化されています。同社は、化学品事業を中核として幅広い分野で事業を展開しており、今後も安定的な成長が期待できる企業といえるでしょう。

株式会社ダイセルの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ダイセルは3月期決算を行っており、決算発表は毎年2月頃に行われます。2023年3月期第3四半期では、売上高4,142億76百万円、営業利益444億87百万円と前年同期に比べ増加しています。また、1株当たり配当は年間45円と大幅に増加するなど、株主還元も強化されています。今後も同社の安定成長が期待できそうです。

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