日本ゼオン株式会社の第99期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本ゼオン株式会社の最新の決算報告が発表されました。2023年12月期第3四半期の業績は前年同期比で減収ながらも増益となり、財務体質の健全性も高いことが確認できました。今後の事業拡大に期待が高まっています。

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企業情報

企業名: 日本ゼオン株式会社
証券コード: 42050
決算期: 2023年12月期第3四半期

日本ゼオン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本ゼオン株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。

主な事業

日本ゼオン株式会社は主に 合成ゴム、合成ラテックス、化成品の製造・販売を行う「エラストマー素材事業」と、高機能樹脂、電池材料、化学品、電子材料、トナーなどの製造・販売を行う「高機能材料事業」を展開しています。その他にも 塗料、RIM配合液などの事業もあります。幅広い製品ラインナップを持つ化学メーカーです。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高2,838億円営業利益159億円経常利益199億円親会社株主に帰属する四半期純利益209億円となりました。前年同期比では売上高は減少しましたが、利益面では大幅な増益となりました。利益率も高水準を維持しています。

売上・利益の推移

最近3年間の売上高は3,886億円(2022年3月期)、2,838億円(2023年12月期第3四半期)と推移しており、減収傾向にあります。一方、利益面では経常利益319億円(2022年3月期)、199億円(2023年12月期第3四半期)と高水準を維持しています。事業構造の見直しにより収益性が高まってきていると言えます。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月期第3四半期末の総資産は5,473億円と前期末比245億円増加しています。一方、負債合計は1,877億円で前期末比41億円の増加にとどまっています。これにより自己資本比率は65.1%と高水準を維持しており、財務体質の健全性が高いことがわかります。

資産の部

流動資産は3,069億円、固定資産が2,403億円となっています。特に有形固定資産が1,321億円と大きな割合を占めています。生産設備への積極的な投資が行われていることがうかがえます。

負債の部

流動負債は1,636億円、固定負債が240億円となっています。有利子負債は289億円と低水準であり、金融費用の抑制が図られています。

純資産の部

純資産は3,596億円と前期末比203億円増加しています。自己資本比率は65.1%と財務の健全性が高い状態を維持しています。株主還元の充実にも期待が高まります。

ROAとROE

直近3年のROAは6.0%(2022年3月期)、3.7%(2023年12月期第3四半期)と推移しており、ROEは10.9%(2022年3月期)、6.9%(2023年12月期第3四半期)となっています。事業環境の悪化により収益性が一時的に低下しているものの、高い収益力を維持できていると評価できます。

キャッシュフロー

2023年12月期第3四半期では、営業活動によるキャッシュ・フローが224億円の収入となりました。一方で投資活動によるキャッシュ・フローは178億円の支出となっています。財務の健全性を維持しつつ、成長投資にも注力できる良好な資金繰りが確保できていると言えます。

配当の支払額

2023年12月期第3四半期の1株当たりの配当金は38円となっています。株主還元の充実にも積極的に取り組んでおり、事業成長と株主還元のバランスが取れている企業と評価できます。

今後の展望

市場環境の不確実性は高いものの、収益性の高い新製品の開発グローバル展開の強化などに引き続き注力することで、持続的な成長を目指していくと期待されます。特に高機能材料事業の拡大により、より収益性の高い事業構造への転換が期待できます。

編集部のまとめ

日本ゼオン株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、前年同期比で減収ながらも大幅な増益となりました。財務体質の健全性も高く、事業構造の転換も進んでいることがわかりました。今後も新製品の開発や海外展開の強化などに注力し、持続的な成長が期待できる企業だと評価できます。

日本ゼオン株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本ゼオン株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。直近の決算では、減収ながら増益となり、財務体質の健全性も高水準を維持しています。また、1株当たり38円の配当を実施するなど、株主還元にも積極的に取り組んでいます。今後も新製品開発や海外展開強化により、企業価値の向上が期待されます。

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