積水樹脂株式会社の第90期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

積水樹脂株式会社の2023年度第3四半期決算報告が公開されました!堅調な業績を維持し、長期ビジョンの実現に向けて着実に前進しています。積水樹脂は、建設や製造、セーフティ分野で幅広く事業を展開しており、交通インフラや防災、環境保護などに貢献する製品を提供し続けています。

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企業情報

企業名: 積水樹脂株式会社
証券コード: 42120
決算期: 2023年度

積水樹脂株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

積水樹脂の決算は、毎年3月31日が期末となっています。この期末を基準に、第1四半期(4月~6月)、第2四半期(7月~9月)、第3四半期(10月~12月)、第4四半期(1月~3月)の業績がそれぞれ公表されます。

主な事業

積水樹脂は、建設資材や製造部品、交通安全製品などを主軸に事業を展開しています。具体的には、高速道路の防音壁や歩道の視線誘導標識、フェンスやめかくし塀などの建材、工業用包装資材など、暮らしの安全と快適を支える製品を幅広く手掛けています。環境対応や災害対策など、社会課題への貢献にも注力しており、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

2023年度第3四半期の業績は、売上高が432億83百万円、営業利益が39億13百万円、経常利益が42億67百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が29億2百万円となりました。前年同期比で減収減益となりましたが、成長投資や原材料高騰への対応など、中長期的な企業価値向上に向けた取り組みを着実に実施しています。

売上・利益の推移

積水樹脂は、直近3年間で安定した業績推移を示しています。2022年度(前期)の売上高は約658億円、経常利益は約95億円と、中期的に良好な収益性を維持しています。2023年度第3四半期(当期)では、売上高が前年同期比4.3%減の432億円となりましたが、収益性は高水準を維持しています。将来の成長に向けた先行投資を進める中でも、堅実な経営基盤を築いています。

四半期連結貸借対照表について

積水樹脂の四半期連結貸借対照表をみると、資産合計が1,197億円と前期末比196億円減少しています。主な要因は、現金及び預金が193億円減少したことです。負債合計は231億円と46億円減少し、純資産は965億円となりました。自己資本比率は79.1%と、財務基盤の強さが確認できます。

資産の部

流動資産は591億円と218億円減少し、主な要因は現金及び預金の減少です。固定資産は605億円と22億円増加し、投資有価証券の増加などが主因となっています。

負債の部

流動負債は191億円と49億円減少し、電子記録債務の減少が目立ちます。固定負債は40億円と3億円増加し、繰延税金負債の増加が主な要因です。

純資産の部

純資産は965億円と150億円減少しており、その主な要因は自己株式の取得や配当金の支払いによる利益剰余金の減少です。

ROAとROE

積水樹脂のROA(総資産利益率)は3.3%ROE(自己資本利益率)は3.7%となっています。前期に比べやや低下しているものの、依然として高い水準を維持しています。これは、収益性の高い事業ポートフォリオと健全な財務体質を背景としたものです。今後も持続可能な成長を目指し、効率的な資産運用と収益力の向上に努めていきます。

キャッシュフロー

積水樹脂の営業活動によるキャッシュ・フローは7億円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは12億円の支出となっています。これは主に、WEMASグループの株式取得などによるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは191億円の支出で、主に自己株式の取得と配当金の支払いが要因です。この結果、現金及び現金同等物は前期末比193億円減少し、255億円となりました。

配当の支払額

積水樹脂は株主還元にも力を入れており、2023年度の中間配当は1株当たり33円と、前期の32円から増配となっています。また、年間配当金は65円(特別配当2円含む)を予定しており、安定的な配当政策を継続しています。健全な財務状況と収益性を背景に、株主の皆様への利益還元にも積極的に取り組んでいます。

今後の展望

積水樹脂は、「人的資本の価値最大化」「成長戦略による拡大」「サステナビリティ経営の推進」を基本方針とした長期ビジョン「積水樹脂グループビジョン2030」を掲げています。成長市場への製品投入やM&Aなど、事業ポートフォリオの最適化に取り組みながら、社会課題解決につながる製品・サービスの提供を加速させていきます。また、環境配慮や働き方改革、ガバナンス強化など、持続可能な企業経営を実践していく方針です。

編集部のまとめ

積水樹脂は、建設資材や交通安全製品などを中心にバランスの取れた事業ポートフォリオを構築し、高い収益性と堅実な財務基盤を維持しています。長期ビジョンの実現に向けて、人材育成やM&Aを通じた成長戦略、サステナビリティ経営の推進など、中長期的な企業価値向上への取り組みを着実に進めています。今後も、社会課題解決に貢献しながら、株主還元にも注力し、持続的な成長を目指していくことが期待されます。

積水樹脂株式会社の決算日や配当についてまとめました。

積水樹脂の決算は3月31日が期末となっています。2023年度の中間配当は1株33円、年間配当は65円(特別配当2円含む)を予定しており、安定的な株主還元を行っています。今後も、健全な財務体質と収益性の維持により、株主の皆様への利益還元を継続していく方針です。

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