大倉工業株式会社の第105期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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大倉工業株式会社の2024年第1四半期決算が発表されました。売上高は195億円と前年同期比2.3%減少しましたが、利益面では営業利益が16.9%増の13億円と好調な結果となりました。主力の合成樹脂事業が円安を背景に一部で好調を維持し、新規材料事業でも車載用途や小型光学フィルムの需要が増加したことから、収益性は改善されています。

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企業情報

企業名: 大倉工業株式会社
証券コード: 42210
決算期: 12月

大倉工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

大倉工業株式会社の決算期は12月です。第1四半期決算は2024年5月14日に発表されています。

主な事業

大倉工業株式会社は、合成樹脂事業新規材料事業建材事業を主力事業としています。包装用フィルムや光学フィルム、木質建材などを製造・販売しており、幅広い産業分野で事業展開しています。また、ホテル事業や情報処理システム開発事業なども手がけています。

今期の業績と利益率は?

2024年第1四半期の売上高は195億円、営業利益は12億円でした。前年同期比で売上高は減少したものの、生産効率の改善やコスト削減などにより営業利益は15.5%増加しています。各事業部門とも収益性の改善が見られ、全体としては良好な業績となりました。

売上・利益の推移

直近3期の業績推移を見ると、売上高は780億円前後で推移しています。一方、経常利益は54億円と好調で、最近3年間で4%台の高い経常利益率を維持しています。主力の合成樹脂事業や新規材料事業が好調に推移しており、収益基盤は強化されています。

四半期連結貸借対照表について

2024年3月末の四半期連結貸借対照表をみると、資産合計は1,043億円と前期末から40億円増加しています。現金や預金、投資有価証券が増加したことが主な要因です。一方、負債合計は427億円と32億円の増加となりました。借入金が増加したことなどが背景にあります。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が29億円増加し、78億円となっています。また、投資有価証券も16億円増加しています。一方で、受取手形及び売掛金が10億円減少しました。

負債の部

負債の部では、借入金が54億円増加しています。一方で、未払金が22億円減少しました。また、設備関係の電子記録債務が12億円増加しています。

純資産の部

純資産の部では、その他有価証券評価差額金が12億円増加し、616億円となりました。一方で、利益剰余金が5億円減少しています。自己資本比率は59.1%と前期末から1.6ポイント低下しています。

ROAとROE

大倉工業の収益性を示す指標であるROAは過去3年間で5%前後で推移しています。一方のROEは7%台となっており、自己資本利益率は高水準を維持しています。安定した収益力と資本効率の高さが特徴といえます。

キャッシュフロー

大倉工業のキャッシュフローをみると、営業活動によるキャッシュフローが安定的にプラスとなっています。設備投資などの投資活動によるマイナスと、借入金の増加などの財務活動によるプラスがあり、全体としては現金同等物が増加傾向にあります。財務基盤は健全に維持されています。

配当の支払額

大倉工業は、前期(2023年12月期)において1株当たり110円の配当を実施しました。連結配当性向は約30%となっています。引き続き株主への利益還元を重視した安定配当を継続していく方針です。

今後の展望

大倉工業は、合成樹脂事業や新規材料事業での更なる収益力強化を目指しています。円安による海外需要の増加や、自動車関連やスマートフォン向けなどの高機能製品での需要拡大に期待しています。また、建材事業の収益改善にも取り組み、グループ全体の業績向上を目指していきます。

編集部のまとめ

大倉工業株式会社の2024年第1四半期決算は、売上高は減少したものの、利益面では前年同期比で大幅に改善しました。合成樹脂事業と新規材料事業が好調に推移しており、収益力の向上が進んでいることがわかります。今後も高機能製品の需要増加に期待が高まっており、さらなる業績の拡大が期待されます。

大倉工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

大倉工業株式会社の決算期は12月であり、第1四半期決算は5月14日に発表されました。また、前期は1株当たり110円の配当を実施し、連結配当性向は約30%となっています。株主への安定的な利益還元を行っている企業といえます。

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