児玉化学工業株式会社の第97期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

児玉化学工業株式会社(以下、児玉化学)の決算報告をお届けします。児玉化学は自動車部品やリビング設備、特殊素材の製造を手がける企業です。今期の業績は、自動車部品事業の回復傾向や積極的なコスト削減により、全体としては減収減益となりましたが、収益性の改善が進んでいる様子が見られます。今後はモビリティ市場の変化に対応する新製品の開発や海外拠点の強化などに注力し、持続的な成長を目指していきます。

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企業情報

企業名: 児玉化学工業株式会社
証券コード: 42220
決算期: 3月

児玉化学工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

児玉化学の決算日は3月31日で、通常4月上旬に第4四半期及び通期の決算報告を行います。その後、5月に定時株主総会を開催し、6月下旬に有価証券報告書を提出しています。

主な事業

児玉化学の主な事業は自動車部品、住宅設備機器、特殊素材製品の製造・販売です。自動車部品では、国内外のモビリティメーカーに様々な部品を提供しています。住宅設備機器では、洗面化粧台やエアコン部品などを手がけています。さらに、ゲームソフト用のパッケージや新素材の開発など、先進的な事業にも取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は売上高11,112百万円、営業利益118百万円、経常利益8百万円と減収減益となりました。主な要因は、国内自動車事業での新車種の立ち上がりが遅れたことによる影響です。一方で、コスト削減効果などから営業利益率は1.1%と前年同期に比べ改善されています

売上・利益の推移

過去3年の業績をみると、売上高は15,390百万円から11,112百万円と減少傾向にあります。一方、経常利益は565百万円から8百万円と大幅に低下しています。これは自動車部品事業における生産活動への影響や、住宅設備部門の低迷などが主な要因です。今後は新製品の投入や海外事業の強化などにより、収益力の向上を目指していきます。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期末の総資産は14,689百万円となり、前期末に比べ1,333百万円増加しました。これは主に、リース資産の増加や売上債権の増加などが要因です。一方、負債は9,606百万円と前期末から1,203百万円増加しており、借入金の増加などが主な要因です。純資産は5,082百万円と前期末から129百万円増加しました。

資産の部

流動資産は6,315百万円と前期末に比べ531百万円増加し、固定資産は8,373百万円と802百万円増加しています。流動資産の増加は主に現金及び預金の増加、固定資産の増加は主にリース資産の増加によるものです。

負債の部

流動負債は6,590百万円と前期末から1,270百万円減少しました。これは主に短期借入金の減少によるものです。一方、固定負債は3,016百万円と2,474百万円増加しており、長期借入金の増加が主な要因です。

純資産の部

純資産は5,082百万円となり、前期末から129百万円増加しました。これは主に為替換算調整勘定の増加によるものです。自己資本比率は26.5%となっています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は前期5.6%から当第3四半期で0.2%まで低下しています。これは経常利益の大幅な減少が影響しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前期12.2%から当第3四半期で△7.5%と悪化しています。これは親会社株主に帰属する四半期純損失が発生したことが主な要因です。今後は収益性の改善に取り組み、ROA、ROEの向上を目指していく必要があります。

キャッシュフロー

当第3四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は1,997百万円となり、前期末比453百万円の増加となりました。営業活動によるキャッシュ・フローは430百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローは△603百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは766百万円のプラスとなっています。リース取引の増加や有形固定資産の取得などが主な要因です。

配当の支払額

児玉化学はA種優先株式に対して1株当たり5.12円の配当を行っています。当第3四半期累計期間の配当金総額は40百万円となっています。一方で、普通株式への配当は行っていません。今後は収益力の向上に合わせて、普通株式への配当を検討していくことが期待されます。

今後の展望

児玉化学は自動車業界の変化や住宅設備需要の低迷など、経営環境の厳しさが続いている状況です。しかし、モビリティ事業におけるグローバル展開の強化や、住宅設備分野での新製品投入、特殊素材分野での新規開発など、様々な施策を通じて収益力の向上を目指しています。また、財務基盤の強化にも力を入れており、今後の業績回復が期待されます

編集部のまとめ

児玉化学は自動車、住宅設備、特殊素材の製造を手がける老舗のものづくり企業ですが、近年は様々な市場環境の変化に直面しており、業績面でも厳しい状況が続いています。しかし、新製品開発や海外展開の強化など、中長期的な成長に向けて積極的な取り組みを行っています。業績の回復と持続的な企業価値の向上が期待される企業と言えるでしょう。

児玉化学工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

児玉化学の決算日は3月31日で、4月上旬に第4四半期及び通期の決算報告を行っています。配当はA種優先株式に対して1株当たり5.12円を支払っており、当第3四半期累計期間の配当金総額は40百万円となりました。一方、普通株式への配当は行っていません。今後は収益力の向上に合わせて、普通株式への配当も検討していくことが期待されます。

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