株式会社タカギセイコーの2023年12月31日で終了した第3四半期決算報告書が公表されました。売上高は前年同期比3.3%増の38,511百万円、営業利益は前年同期比37.0%増の1,871百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比277.5%増の834百万円と大幅な増益となりました。
企業情報
企業名: 株式会社タカギセイコー
証券コード: 42420
決算期: 2023年3月31日
株式会社タカギセイコーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社タカギセイコーの決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日で終了しており、本日2024年2月13日に四半期報告書が提出されました。
主な事業
株式会社タカギセイコーは、精密金属プレス加工事業を中心に、自動車部品、OA機器部品、家電部品などの成形品事業を展開しています。日本・中国・東南アジアを中心に、グローバルに事業を展開しています。自動車業界や消費財業界などの幅広い分野での取引先を持ち、高品質な製品を供給し続けています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は売上高38,511百万円、営業利益1,871百万円、経常利益1,867百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益834百万円と増収増益となりました。特に営業利益は前年同期比37.0%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は同277.5%増と大幅な伸びを示しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高推移をみると、2022年3月期48,162百万円、2023年3月期見込み48,837百万円と堅調に推移しています。また、利益面でも2022年3月期の営業利益2,396百万円、経常利益2,396百万円、純利益700百万円から増益基調にあります。引き続き安定した業績を維持できるよう、事業基盤の強化に取り組んでいます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は40,346百万円で、前期末比949百万円増加しました。流動資産は21,874百万円と853百万円増加し、固定資産は18,471百万円と95百万円増加しています。
資産の部
主な増加要因は、売上債権の増加1,203百万円、現金及び預金の増加548百万円などです。固定資産では、機械装置及び運搬具の増加208百万円、土地の増加169百万円となっています。
負債の部
負債合計は22,604百万円と前期末比1,214百万円減少しました。流動負債は17,220百万円と247百万円減少し、固定負債は5,383百万円と966百万円減少しています。
純資産の部
純資産合計は17,741百万円と前期末比2,163百万円増加しました。利益剰余金の増加743百万円、為替換算調整勘定の増加745百万円、非支配株主持分の増加545百万円などが主な要因です。
ROAとROE
ROAは前期3.8%から当期4.6%と0.8ポイント上昇しており、ROEも前期4.6%から当期5.5%と0.9ポイント上昇しています。これは、主に利益水準の改善と資産効率の向上によるものと考えられます。引き続き収益力の強化と資本効率の向上に取り組んでいきます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は、営業活動により2,044百万円のキャッシュを創出し、投資活動で1,951百万円、財務活動で535百万円をそれぞれ使用しました。現金及び現金同等物は前期末比548百万円増加し、4,692百万円となっています。
配当の支払額
当期の配当金の支払額は、中間配当で1株当たり18円、期末配当で1株当たり15円を予定しています。前期の年間配当合計56円から1株当たり33円の増配となる見込みです。株主還元を重視し、業績に応じた適切な配当を実施しています。
今後の展望
原材料価格高騰やウクライナ情勢など、経営環境は不透明感が残るものの、中国やASEAN諸国を中心とした海外市場での需要回復や、国内における自動車分野の受注増加などを背景に、引き続き安定的な業績の確保を目指します。また、生産性向上や収益基盤の強化にも取り組み、持続的な成長を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社タカギセイコーは、第3四半期決算で増収増益を達成しました。自動車部品や消費財向けの需要回復を背景に業績が改善し、収益性も高まっています。また、財務基盤も強化されており、配当増額も実施されます。今後も成長分野への集中投資と生産性の向上に取り組み、企業価値の向上を目指していくことが期待されます。
株式会社タカギセイコーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社タカギセイコーの決算日は3月31日で、今期の中間配当は1株当たり18円、期末配当は1株当たり15円を予定しています。前期比33円の増配となる見込みです。業績の改善と財務基盤の安定化により、株主還元の充実化が図られています。今後の持続的な成長に期待がかかっています。