株式会社ニックスの第94期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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株式会社ニックスの2023年10月期第2四半期決算結果がリリースされました。売上高は2,209,911千円と前年同期比で減少したものの、営業利益は113,459千円と健全な収支を維持しています。主力製品の工業用プラスチック・ファスナー及びプラスチック精密部品が引き続き好調に推移しています。また、四半期純利益は113,795千円と前年同期を下回りましたが、安定した財務体質を維持できていることがわかりました。

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企業情報

企業名: 株式会社ニックス
証券コード: 42430
決算期: 2023年10月期第2四半期

株式会社ニックスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ニックスの決算日は9月30日です。第2四半期決算は2024年3月31日に行われ、本決算は2023年9月期になります。ニックスは通期での決算発表と同時に四半期ごとの決算状況も適時に発表しています。

主な事業

株式会社ニックスは、工業用プラスチック部品の製造・販売を主な事業としています。具体的には、自動車部品や住宅設備機器、OA機器などに使用されるプラスチック製品の開発・製造を行っています。特に、自動車に使われるプラスチック製品や精密部品が同社の主力製品となっています。ニックスは長年にわたり蓄積した高度な金型製作技術と生産ノウハウを活かし、顧客ニーズに合わせた製品を提供しています。

今期の業績と利益率は?

当第2四半期連結累計期間の売上高は2,209,911千円と前年同期比で7.1%減少しました。一方で、営業利益は113,459千円と前年同期比で53.3%減少したものの、経常利益は118,801千円と健全な収益を確保できています。利益率も経常利益率が5.4%と依然として高い水準を維持しています。

売上・利益の推移

ニックスの最近の売上高推移を見ると、2022年10月期は4,516,848千円と過去最高を記録しました。一方で、2023年10月期第2四半期は2,209,911千円と前年同期比で7.1%減少しています。利益面では、2022年10月期の経常利益は298,610千円と高水準を維持しています。今後は部品供給網の改善や新製品開発によって業績回復が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

ニックスの2023年10月期第2四半期連結貸借対照表では、資産合計が5,881,450千円となっています。そのうち流動資産が3,740,312千円、固定資産が2,141,138千円となっています。一方、負債合計は1,647,811千円となっており、純資産は4,233,638千円を確保しています。安定した財務体質を維持できていることがわかります。

資産の部

ニックスの資産の部では、現金及び預金が1,913,990千円、売掛金が688,663千円、棚卸資産が637,756千円となっています。これらの流動資産が中心を占めており、財務の健全性が確認できます。一方、固定資産では建物や土地などの有形固定資産が1,794,063千円となっています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が211,734千円、電子記録債務が382,125千円となっています。また、長期借入金が158,360千円となっています。全体として健全な負債水準を維持できていることが分かります。

純資産の部

純資産の部では、資本金が468,134千円、利益剰余金が3,152,562千円となっています。自己資本比率は72.0%と高水準を維持しており、財務の健全性が高いことがわかります。

ROAとROE

ニックスのROAは直近の2022年10月期が5.1%となっています。一方でROEは7.0%と、投下資本に対してまずまずの収益力を発揮できていることがわかります。今後は売上の回復と収益性の向上により、ROA、ROEの指標も改善される可能性が高いと期待されます。

キャッシュフロー

ニックスの当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが50,780千円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが28,363千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが63,775千円の収入となっています。これらの結果、現金及び現金同等物の残高は1,913,990千円となっています。

配当の支払額

ニックスは2023年12月に1株当たり20円の期末配当を実施しました。この配当金総額は46,455千円となっています。同社は株主還元にも注力しており、今期も安定的な配当を継続できている点が評価できます。

今後の展望

ニックスは、市場環境の変化に対応すべく、新製品の開発と生産体制の強化に取り組んでいます。特に、自動車電装化の進展やスマートホーム化の動きに合わせて、高付加価値製品を拡充することにより、売上と収益性の向上を目指しています。また、海外展開の強化や生産効率の改善、コスト削減にも努めることで、今後の業績回復につなげていく方針です。

編集部のまとめ

株式会社ニックスは、工業用プラスチック部品の製造・販売を主力事業とする企業です。当第2四半期決算では、売上高が前年同期比で減少したものの、依然として高い収益性を維持できていることがわかりました。特に、自動車関連や住宅設備機器向けの需要は好調で、ニックスの強みである製品開発力と生産ノウハウが活かされています。今後は新製品の拡充や海外展開の強化などで、さらなる業績拡大が期待されます。

株式会社ニックスの決算日や配当についてまとめました。

ニックスの決算日は9月30日で、年2回の配当を実施しています。当期の配当は1株当たり20円で、配当性向は72.2%となっています。安定的な株主還元を継続できる財務体質を持っていることが分かります。引き続き同社の業績推移に注目していきたいと思います。

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