ポバール興業株式会社の第60期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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ポバール興業株式会社の2023年12月期第3四半期決算がこのたび発表されました。売上高は27億円で前年同期比2.2%増と好調な業績を維持しました。利益率(経常利益率)は10.7%と高い水準を保っており、同社の強みである研磨関連製品の販売が好調だったことがうかがえます。今後は次世代半導体用研磨パッドの販路拡大や原価低減に注力し、着実な業績拡大を目指していきます。

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企業情報

企業名: ポバール興業株式会社
証券コード: 42470
決算期: 3月31日

ポバール興業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ポバール興業株式会社の決算日は3月31日です。決算発表は主に6月と11月に行われます。

主な事業

ポバール興業株式会社は、主に接着剤、樹脂、研磨製品などの製造・販売を手掛ける企業です。自動車や半導体関連分野での高機能材料の開発に強みを持っており、研磨パッドなどの高付加価値製品を得意としています。また、特殊設計機械の製造なども行っています。同社の製品は幅広い産業分野で使用されており、多様な顧客ニーズに応える総合メーカーとしての地位を確立しています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は売上高27億円、営業利益2.6億円、経常利益2.9億円と好調に推移しました。営業利益率は9.7%、経常利益率は10.7%とそれぞれ高い水準を維持しており、同社の強みである研磨関連製品の販売が好調に推移したことが要因です。今後も次世代半導体向けなどの新製品開発と原価低減を進め、高い収益力を維持していきます。

売上・利益の推移

ポバール興業株式会社の業績は、2020年3月期からの3年間で売上高が15%増加するなど、堅調に推移しています。特に研磨関連製品の販売が伸び、営業利益率も10%前後を維持しています。自動車やエレクトロニクス業界向けの製品が好調で、同社のポートフォリオの強さが事業環境の変化にも耐えられる体質を作り上げています。

四半期連結貸借対照表について

ポバール興業株式会社の2023年12月期第3四半期末の総資産は68億円となり、前期末から約1億9千万円増加しました。これは主に土地が1億2千3百万円増加したことによるものです。一方、負債は11億5千万円と前期末から約4千万円増加しています。純資産は56億9千4百万円と、前期末から1億5千万円増加しました。自己資本比率は82.9%と高い水準を維持しており、財務体質は安定しています。

資産の部

ポバール興業の資産は主に現金・預金、売掛金、在庫、固定資産(土地、建物、設備等)で構成されています。現金・預金は10億6千万円売掛金は9億3千万円となっています。固定資産では土地が17億3千7百万円と大きな割合を占めています。事業拡大に向け、設備投資を積極的に行っていることがうかがえます。

負債の部

ポバール興業の主な負債は支払手形・買掛金が3億6千万円、役員退職慰労引当金などです。負債合計は11億5千万円と、総資産に対する負債の割合は低い水準を維持しています。

純資産の部

純資産は56億9千4百万円となっています。資本金は1億8千万円、利益剰余金が48億8千万円となっており、財務基盤が強固であるといえます。自己資本比率は82.9%と非常に高い水準を維持しており、健全な財務体質が続いています。

ROAとROE

ポバール興業のROA(総資産利益率)は4.0%ROE(自己資本利益率)は3.0%となっています。前年同期と比較して、ROAは1.1ポイント低下、ROEは1.1ポイント低下しましたが、依然として高い水準を維持しています。これは、研磨関連製品の高収益性が寄与しているためです。今後は新製品開発と原価低減によりさらなる収益性の向上を目指します。

キャッシュフロー

ポバール興業の営業活動によるキャッシュフローは2億2千5百万円の資金増加となりました。一方で、投資活動によるキャッシュフローは1億2千1百万円の減少となっています。これは主に、設備投資に伴う支出の増加によるものです。財務活動によるキャッシュフローは9千7百万円の減少となっています。全体としては1億5千8百万円の資金減少となっていますが、手元流動性は十分な水準を確保しています。

配当の支払額

ポバール興業は、年2回の配当を実施しています。2023年3月期の年間配当金は36円50銭となり、直近3年の平均配当性向は37.5%と安定的な配当を行っています。今後も積極的な事業投資と株主還元のバランスを取っていく方針です。

今後の展望

ポバール興業は、次世代半導体用研磨パッドの販路拡大に注力するとともに、製造DXの導入による工程合理化などによる原価低減に取り組むことで、収益基盤の強化を図っています。加えて、2024年12月に完成予定の新工場棟の建て替えにも着手しており、生産効率の向上と事業拡大に向けた基盤づくりを進めています。今後も、ニーズに合わせた高付加価値製品の開発や原価低減策の実行により、持続的な成長を目指していきます。

編集部のまとめ

ポバール興業は、自動車やエレクトロニクス業界向けの高機能材料を中心に好業績を維持しています。次世代半導体用研磨パッドの販売拡大や製造DXの導入による原価低減策に取り組むことで、収益性の高い事業モデルを構築しています。健全な財務基盤を背景に、新工場建設も進めており、今後も安定成長が期待できる企業といえるでしょう。

ポバール興業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ポバール興業株式会社の決算日は3月31日で、主な決算発表時期は6月と11月です。また、同社は年2回の配当を実施しており、2023年3月期の年間配当金は36円50銭となっています。今後も事業投資と株主還元のバランスを取りながら、着実な成長を目指していくことが期待されます。

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