株式会社エクサウィザーズの四半期決算が発表されました
AIソフトウェアの開発・提供を行う同社は、着実な業績拡大を続けているようです。売上高は大幅に増加し、営業利益も黒字化できそうです。
注目されるのは、健康・医療領域を中心にAIプロダクトを展開している点ですね。この分野での同社の取り組みにも期待が高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社エクサウィザーズ
証券コード: 42590
決算期: 3月31日
株式会社エクサウィザーズの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エクサウィザーズの決算期は3月31日です。年1回の本決算のほか、四半期ごとに決算を発表しています。
主な事業
株式会社エクサウィザーズは、AIソフトウェアの開発・提供を主な事業としています。
具体的には、自社開発のAIプロダクトを多くの企業に提供し、様々な産業分野の課題解決に貢献しています。特に、健康・医療領域では独自のマルチモーダルAI技術を活用し、認知症やフレイルなどの課題解決に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は好調で、売上高が前年同期比42.8%増加しました。利益面でも、売上総利益率は54.3%と高水準を維持しています。
一方で、研究開発投資や人員拡大に伴う先行投資も増加したため、営業損失となっています。今後は、収益性の改善に向けてさらなる取り組みが期待されます。
売上・利益の推移
株式会社エクサウィザーズの売上高は、2023年3月期に5,591百万円と大きく伸びています。
利益面では、一時的な赤字も見られましたが、収益性の高い事業モデルの構築に向けて着実に歩みを進めています。今後さらなる業績拡大が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は9,613百万円と前期末から大幅に増加しています。
これは主に、子会社化した株式会社スタジアムの買収に伴い、のれんや顧客関連資産が増加したことによるものです。
一方で、自己株式取得などにより純資産は4,759百万円と減少しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が5,189百万円、固定資産が4,424百万円となっています。
固定資産の増加は主に、のれんや顧客関連資産の増加によるものです。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,643百万円、固定負債が3,210百万円となっています。
固定負債の増加は、株式会社スタジアムの買収に伴う長期借入金の増加が主な要因です。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が4,682百万円となっています。
自己株式の取得などにより、前期末から大幅に減少しています。
ROAとROE
株式会社エクサウィザーズのROAは前期末の-1.8%から大幅に悪化し、今期第3四半期末で-9.5%となっています。
一方でROEは前期末の-2.1%から-17.0%に悪化しています。
これは主に、当期純損失の計上や自己資本の減少によるものと考えられます。今後の収益性の改善と自己資本の回復が課題といえるでしょう。
キャッシュフロー
キャッシュフロー計算書の情報については開示がありませんでした。
今後の資金調達や投資動向、財務の健全性を見守る必要があるでしょう。
配当の支払額
当第3四半期決算においては、配当の支払実績はありませんでした。
今後の株主還元策については、業績動向や財務状態の推移を見守る必要があります。
今後の展望
株式会社エクサウィザーズは、健康・医療領域を中心に事業展開を加速する方針です。
独自のマルチモーダルAI技術を活用した製品・サービスの投入を通じて、社会課題解決に貢献していきます。
また、業績面でも収益性の改善に向けた取り組みを強化し、中長期的な成長につなげていくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社エクサウィザーズは、AIソフトウェアの開発・提供を中心に健康・医療分野など新規領域にも注力しており、着実な事業拡大を遂げています。
今期は一時的な赤字となったものの、今後の収益性改善と事業ポートフォリオの強化に期待が高まっています。引き続き、同社の動向に注目していきたいと思います。
株式会社エクサウィザーズの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エクサウィザーズの決算期は3月31日で、年1回の本決算のほか、四半期ごとに決算を発表しています。
当第3四半期決算では、配当の支払実績はありませんでしたが、今後の株主還元策については期待が高まっています。