株式会社ハイブリッドテクノロジーズの決算報告をお届けします。2023年12月31日を四半期末とする同社の業績は、売上収益が前年同期比19.1%増と大幅に増加しました。営業利益も34.7%増と好調な推移となっています。主力の「ストックサービス」は順調に推移しており、今後の成長が期待できそうです。
企業情報
企業名: 株式会社ハイブリッドテクノロジーズ
証券コード: E37192
決算期: 2023年9月期
株式会社ハイブリッドテクノロジーズの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ハイブリッドテクノロジーズの決算日は9月30日です。第1四半期の決算期間は2023年10月1日~2023年12月31日となっています。
主な事業
株式会社ハイブリッドテクノロジーズは、ハイブリッド型サービスを提供する単一セグメントの企業です。具体的には、ストックサービス(準委任型)とフローサービス(請負型)の2つのサービス形態で顧客に対応しています。ストックサービスは安定的な収益基盤となっており、企業のDX支援などにも注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上収益825,807千円(前年同期比19.1%増)、営業利益88,570千円(同34.7%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益67,479千円(同81.0%増)と好調に推移しています。利益率も営業利益率10.7%、親会社の所有者に帰属する四半期利益率8.2%と前年同期を大きく上回る水準となっています。
売上・利益の推移
同社の主力サービスであるストックサービスの売上収益は、2022年9月期2,262,680千円、2023年9月期2,705,849千円と順調に推移しており、2024年9月期は2,883,298千円を見込んでいます。また、営業利益も2022年9月期の65,739千円から、当第1四半期には88,570千円と大幅に増加しています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の連結貸借対照表は、資産合計が3,816,124千円、負債合計が1,447,328千円、資本合計が2,368,796千円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び現金同等物が1,358,727千円と高水準を維持しています。また、営業債権及びその他の債権が342,296千円となっています。
負債の部
負債の部では、営業債務及びその他の債務が308,843千円となっています。また、リース負債が904,861千円となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が909,229千円、利益剰余金が538,954千円となっています。自己資本比率は62.07%と高い水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前期の3.57%から当第1四半期で1.77%となっています。一方、ROEは前期の9.32%から当第1四半期で2.85%と低下しています。これは主に当期純利益の増加ペースが資本の増加ペースを下回ったことによるものです。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動により141,827千円の資金を獲得し、投資活動により34,740千円、財務活動により29,482千円の資金を使用しました。この結果、現金及び現金同等物の残高は1,358,727千円となっています。
配当の支払額
当期の配当については未定となっています。配当実施は前期と同様、年間で1株当たり2円の実績となりそうです。
今後の展望
同社は市場ニーズに応えるべく、ストックサービスの拡大やセキュリティサービスの分野拡大、ベトナム合弁会社の本格稼働など、着実に事業基盤を強化しています。今後もDX支援やスタートアップ支援等、新たな収益機会の創出に取り組み、企業価値の向上を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ハイブリッドテクノロジーズは、ハイブリッド型サービスを提供する企業として、堅調な業績を維持しています。主力のストックサービスが安定収益を生み出しており、セキュリティサービスやベトナム子会社の新規事業などにも取り組むなど、事業の多角化を進めていることが特徴です。今後も継続的な成長が期待できる企業と言えるでしょう。
株式会社ハイブリッドテクノロジーズの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ハイブリッドテクノロジーズの決算日は毎年9月30日です。また、同社の配当実績は前期同様、年間1株当たり2円の予想となっています。今後の企業成長に期待が高まる中、株主還元にも注目が集まるところです。