アジアクエスト株式会社の2024年第1四半期決算報告書が公開されました。売上高899,073千円と前年同期比18.2%増と堅調に推移しており、経常利益128,209千円、親会社株主に帰属する四半期純利益82,716千円と、利益面でも順調な業績でした。同社は、デジタルトランスフォーメーションを支援するIT企業として、お客様のデジタル化ニーズに着実に応えてきました。今後も持続的な成長が期待できそうです。
企業情報
企業名: アジアクエスト株式会社
証券コード: E37131
決算期: 12月期
アジアクエスト株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
アジアクエスト株式会社は12月期決算を行っており、今回の決算は2024年1月1日から3月31日までの第1四半期の業績となっています。通期決算は2024年12月31日が決算日です。
主な事業
アジアクエスト株式会社は、デジタルトランスフォーメーションを支援するITソリューション企業です。お客様のデジタル化ニーズに合わせて、コンサルティングから、システム設計・開発、運用までのワンストップサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
この第1四半期の業績は、売上高899,073千円と前年同期比18.2%増加と順調に推移しました。営業利益126,062千円、経常利益128,209千円、親会社株主に帰属する四半期純利益82,716千円と、利益面でも大幅な改善が見られました。利益率も高水準を維持しています。
売上・利益の推移
同社の売上高は過去数年来堅調に推移しており、2023年12月期は3,139,811千円と大きな伸びを遂げています。利益面でも、経常利益が2023年12月期に308,274千円と高水準を維持しており、今期も引き続き増益基調にあります。
四半期連結貸借対照表について
アジアクエスト株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産、負債、純資産いずれの項目においても健全な状態を維持しています。
資産の部
当第1四半期末の総資産は2,303,294千円で、前期末比40,784千円増加しています。流動資産は2,130,249千円、固定資産は173,045千円となっています。
負債の部
負債合計は823,204千円となっており、前期末比41,435千円減少しています。流動負債は622,250千円、固定負債は200,954千円です。
純資産の部
純資産合計は1,480,090千円と、前期末比82,219千円増加しています。主な増加要因は、利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
アジアクエスト株式会社のROA(総資産利益率)は5.5%、ROE(自己資本利益率)は9.0%となっています。前期と比べROAは0.3ポイント、ROEは0.5ポイント上昇しており、収益性が改善傾向にあります。これは、デジタル需要の高まりを背景に、売上高の増加と利益率の向上が寄与していると考えられます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フロー112,345千円の増加、投資活動によるキャッシュ・フロー8,571千円の減少、財務活動によるキャッシュ・フロー157,266千円の減少となっています。全体として手元流動性は減少傾向にありますが、健全な財務体質を維持しつつ、積極的な投資活動を行っていることがうかがえます。
配当の支払額
アジアクエスト株式会社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題の一つとしており、2023年12月期の1株当たり配当金は35円と、前期比5円増配となりました。今後も配当性向30%程度を目指し、株主還元の充実を図る方針です。
今後の展望
アジアクエスト株式会社は、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するIT企業として、今後も市場の成長に合わせて事業拡大が期待できます。特に、DX需要の増加や人材不足への対応など、デジタル化を推進する企業ニーズは高まっていることから、同社の強みを活かした受注増加が見込めます。また、積極的な人材採用とスキル向上により、更なる収益性の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
アジアクエスト株式会社の2024年第1四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期比で大幅な増加を果たしました。デジタルトランスフォーメーションに関する企業ニーズの高まりを背景に、同社の強みを活かした業績拡大が続いています。今後も持続的な成長が期待できそうです。また、株主への利益還元にも注力しており、安定配当の実施により、株主価値の向上にも取り組んでいます。
アジアクエスト株式会社の決算日や配当についてまとめました。
アジアクエスト株式会社の決算日は12月31日です。また、同社の2023年12月期の1株当たり配当金は35円と、前期比5円の増配となりました。今後も配当性向30%程度を目指し、株主還元の充実を図る方針です。