株式会社ライトワークスの2024年2月1日から2024年4月30日までの第1四半期決算書が発表されました。ライトワークスは人材開発のプラットフォームサービスを提供しており、主力のHCMクラウドサービスの業績が好調だったことがわかりました。
企業情報
企業名: 株式会社ライトワークス
証券コード: E37358
決算期: 2月1日から1月31日
株式会社ライトワークスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
ライトワークスの決算期は2月1日から1月31日までの年1回となっています。四半期ごとに四半期報告書が提出されます。
主な事業
ライトワークスは、人材開発のクラウドサービス「HCMクラウド」を中心に事業を展開しています。HCMクラウドは企業の人材育成を支援するプラットフォームで、従業員の能力開発や教育に役立つツールを提供しています。また、子会社のライトエデュケーションで英会話のオンラインサービスも手がけています。
今期の業績と利益率は?
今期の第1四半期では、売上高が821,384千円と前年同期比で14.4%の増加となりました。利益面でも経常利益が46,239千円と、前年同期比で135.7%の大幅な増加となりました。人材開発クラウドサービスが好調に推移し、利益率の改善につながったようです。
売上・利益の推移
ライトワークスは、直近の3期で着実に売上と利益を伸ばしてきました。前期の売上高は3,199,581千円、経常利益は244,302千円と、引き続き堅調な業績を維持しています。今期第1四半期も好調な滑り出しとなっており、通期でのさらなる業績拡大が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
ライトワークスの2024年4月30日時点の連結貸借対照表では、資産が1,723,456千円、負債が893,909千円、純資産が829,547千円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が761,608千円と大きな割合を占めています。また、ソフトウエアなどの無形固定資産が486,606千円あり、事業基盤の強化に向けた積極的な投資がうかがえます。
負債の部
負債の部では、買掛金が56,993千円、短期借入金が70,000千円となっています。負債は全体としてあまり大きくないことから、健全な財務体質を維持していると言えるでしょう。
純資産の部
純資産の部では、資本金が142,542千円、利益剰余金が274,646千円となっています。自己資本比率は47.5%と高い水準を維持しており、財務基盤の安定性が確認できます。
ROAとROE
ライトワークスのROA(総資産利益率)は前期12.3%、ROE(自己資本利益率)は前期22.9%となっています。収益性と資本効率が高く、企業価値の向上に取り組んでいることがわかります。今後も成長を続けていくことで、さらなるROA/ROEの改善が期待されます。
キャッシュフロー
ライトワークスは、営業活動によるキャッシュ・フローが安定的に黒字を計上しています。一方で、事業拡大に向けたソフトウエア開発などの設備投資に資金を投下しており、中長期的な成長に向けた投資を行っていることがわかります。今後も、この投資と営業キャッシュ・フローのバランスを適切に保ちながら、企業価値の向上に取り組んでいくことが期待されます。
配当の支払額
前期の1株当たり配当金は36円と前々期から大幅に増額されています。業績の向上と株主還元の充実が両立できていることがわかります。今後も、株主の皆様への利益還元に配慮しつつ、事業拡大のための投資にも注力していくことが期待されます。
今後の展望
ライトワークスは、デジタル化の進展に伴いHRテクノロジーへのニーズが高まる中で、新しい人材開発のプラットフォームを提供し続けていくことが重要になると考えられます。また、オンライン英会話サービスでも、BtoBtoCモデルの強みを活かしてさらなる事業拡大を目指していくことが期待されます。今後も、既存事業の強化と新たな成長分野への取り組みを通じて、企業価値の向上に努めていくと考えられます。
編集部のまとめ
ライトワークスは、HRテクノロジー分野で高い競争力を発揮しており、中期的に大きな成長が期待できます。引き続き、既存事業の強化と新規事業への投資を両立しながら、企業価値の向上に取り組んでいくことが重要だと考えられます。今後の動向にも注目していきたいと思います。
株式会社ライトワークスの決算日や配当についてまとめました。
ライトワークスの決算期は2月1日から1月31日までの年1回となっています。配当金は前期36円と、株主還元にも力を入れています。今後も業績拡大を続けながら、株主の皆様への利益還元にも注力していくことが期待されます。