株式会社BeeXは、クラウドソリューション事業に特化した企業です。2023年3月1日から2023年11月30日までの第3四半期決算を発表しました。売上高は5,624,212千円と前年同期比で36.1%の増加を記録し、経常利益は492,718千円と66.0%の増加と好調な業績を収めました。
企業情報
企業名: 株式会社BeeX
証券コード: E36937
決算期: 2月末日
株式会社BeeXの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社BeeXの決算期は2月末日で、今回の四半期決算は2023年3月1日から2023年11月30日までの第3四半期決算となります。
主な事業
株式会社BeeXは、クラウドソリューション事業に特化しています。具体的には、DXやマルチクラウドを軸としたクラウド基盤の構築・設計、移行、運用管理などのサービスを提供しています。特にSAP社のクラウド基盤を中心に、顧客のニーズに合わせた最適なクラウド環境の構築を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間は、売上高5,624,212千円、営業利益481,948千円、経常利益492,718千円を計上し、前年同期比で売上高36.1%増、営業利益60.6%増、経常利益66.0%増と大幅な増収増益となりました。この業績は、既存顧客からの追加案件の受注や新規顧客の獲得などによるものです。
売上・利益の推移
当社の売上高は、2022年3月期が4,132,993千円、2023年3月期第3四半期累計期間が5,624,212千円と着実に増加しています。利益面では、2022年3月期の経常利益が296,767千円、2023年3月期第3四半期累計期間が492,718千円と大幅な増益となっており、高い収益性を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
当社の四半期連結貸借対照表をみると、資産合計は3,802,080千円と前事業年度末から472,655千円の増加となっています。これは主に、売掛金の回収による現金及び預金の増加と、クラウドインテグレーション案件の増加による売掛金と契約資産の増加によるものです。
資産の部
資産の部では、流動資産が3,499,455千円と前事業年度末から460,055千円増加しています。一方、固定資産は302,624千円と12,599千円の増加にとどまっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,814,097千円と前事業年度末から133,772千円増加しています。これは主に、ライセンス仕入高の増加による買掛金の増加によるものです。
純資産の部
純資産の部では、1,987,982千円と前事業年度末から338,882千円増加しています。これは、四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものです。
ROAとROE
当社のROA(総資産利益率)は前期9.0%、当期12.9%と改善しています。これは、より効率的な資産運用により収益性が高まったことを示しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前期11.9%、当期17.0%と上昇しており、株主価値の向上につながっています。
キャッシュフロー
当社のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが457,727千円の増加となっています。これは、売上債権の回収による現金流入が増加したことが主な要因です。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは32,736千円の減少となっており、自社開発資産への投資を行っています。
配当の支払額
当社は、これまで配当を実施しておらず、内部留保を活用して事業の成長に注力してきました。今後、株主への利益還元を検討していくとしていますが、現時点では配当の支払額はありません。
今後の展望
当社は、引き続きDXやマルチクラウド領域での需要が増加していることを背景に、顧客企業の基幹システムのクラウド化支援を中心とした事業展開を行っていきます。特に、クラウドインテグレーション領域での受注が好調に推移しているため、今後も高い収益性を維持できるものと期待されています。
編集部のまとめ
株式会社BeeXは、クラウドソリューション事業において高い成長性と収益性を示しています。特に、DXやマルチクラウドの領域での需要の高まりを背景に、顧客企業のクラウド化支援を通じて売上高、営業利益、経常利益が大幅に増加しています。今後も高収益性を維持しつつ、事業の拡大が期待されます。
株式会社BeeXの決算日や配当についてまとめました。
株式会社BeeXの決算期は2月末日で、今回の四半期決算は2023年3月1日から2023年11月30日までの第3四半期決算となっています。また、同社は今のところ配当を実施していませんが、今後の株主への利益還元について検討していくとしています。