株式会社ビーマップの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比62.5%増、営業損失は縮小、親会社株主に帰属する四半期純利益は黒字に転換するなど、概して好調な結果となりました。
企業情報
企業名: 株式会社ビーマップ
証券コード: 43160
決算期: 3月期
株式会社ビーマップの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ビーマップの決算日は3月31日です。 第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となります。
主な事業
株式会社ビーマップは、モビリティ・イノベーション事業、ワイヤレス・イノベーション事業、ソリューション事業の3つの事業を展開しています。鉄道事業者向けのシステム開発やサービス提供、無線LANシステムの構築・運用、証明写真サービスなどを手掛けています。これらの事業を通じて、社会インフラの構築とイノベーションの創出に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
株式会社ビーマップの当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高1,017,707千円(前年同期比62.5%増)、営業損失165,529千円(前年同期は214,321千円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益85,702千円(前年同期は221,505千円の損失)と、概ね好調な結果となりました。
売上・利益の推移
前年同期と比較して、当第3四半期連結累計期間の売上高は大幅に増加しました。また、営業損失は前年同期に比べ縮小し、親会社株主に帰属する四半期純利益は黒字に転換しました。これは、ソリューション事業やワイヤレス・イノベーション事業の好調が主な要因です。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ビーマップの当第3四半期連結会計期間末の総資産は944,971千円(前連結会計年度末比65,758千円減)、負債総額は296,925千円(同135,674千円減)、純資産は648,045千円(同69,915千円増)となりました。
資産の部
当第3四半期連結会計期間末の資産の部では、現金及び預金が371,476千円と前連結会計年度末比74,518千円減少しましたが、売掛金が236,106千円と増加しています。その他の資産も概ね横ばいで推移しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が54,058千円と前連結会計年度末比83,220千円減少しました。また、契約負債が56,621千円となり、前連結会計年度末比56,648千円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金の増加により、純資産合計が648,045千円と前連結会計年度末比69,915千円増加しています。
ROAとROE
株式会社ビーマップのROA(総資産経常利益率)は-17.6%、ROE(自己資本当期純利益率)は11.9%となりました。前年同期と比べ、ROAは改善傾向にあるものの、ROEは低下しています。これは、主に当期純利益が黒字に転換したことによるものです。
キャッシュフロー
株式会社ビーマップの当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなり、投資活動及び財務活動によるキャッシュ・フローはプラスとなっています。これは、受取手形及び売掛金の増加や仕入債務の減少などによるものです。
配当の支払額
株式会社ビーマップは、当第3四半期連結累計期間において配当の支払いはありませんでした。今後の配当については、業績の推移を見ながら検討していくものと思われます。
今後の展望
株式会社ビーマップは、当第3四半期決算で概ね好調な結果を収めることができました。今後は、モビリティ・イノベーション事業での鉄道事業者向けサービスの拡充、ワイヤレス・イノベーション事業でのIoT・ローカル5G分野への取り組み、ソリューション事業での新規分野開拓などに注力し、事業規模の回復と収益性の改善を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ビーマップの2023年12月期第3四半期決算は、売上高の大幅増加、営業損失の縮小、親会社株主に帰属する四半期純利益の黒字化など、概して好調な結果となりました。今後はモビリティ、ワイヤレス、ソリューションの各事業分野で積極的な事業展開を図り、収益性の改善と持続的な成長を目指していくことが期待されます。
株式会社ビーマップの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ビーマップの決算日は3月31日、第3四半期決算は12月31日が基準日となります。また、当第3四半期連結累計期間において配当の支払いはありませんでした。今後の配当については、業績の推移を見ながら検討されるものと思われます。