ぴあ株式会社の2023年12月期第3四半期決算結果をお伝えします。同社は国内のレジャー・エンタテインメント市場を中心に事業を展開する企業で、この第3四半期の業績は好調なものとなりました。
企業情報
企業名: ぴあ株式会社
証券コード: 43370
決算期: 3月期
ぴあ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ぴあ株式会社の決算期は3月期で、毎年6月に有価証券報告書、2月に第3四半期決算報告書を提出しています。
主な事業
ぴあ株式会社はチケッティング関連ビジネス、メディア・プロモーション関連ビジネスを中心に事業を展開しています。チケッティング関連ビジネスではプロスポーツ公式戦やアーティストのライブコンサートのチケット販売を行い、メディア・プロモーション関連ビジネスではエンターテインメント情報メディアの運営などを手掛けています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高287億29百万円、営業利益9億86百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益7億10百万円と、前年同期と比べ大幅に増収増益となりました。主な要因は国内のスポーツイベントやアーティストの全国ツアーなど集客エンターテインメント需要の回復によるものです。
売上・利益の推移
ぴあ株式会社の売上高は前年同期比19.8%増の287億29百万円と過去最高の水準を記録しました。営業利益も前年同期比118.1%増の9億86百万円と大幅な増益となり、親会社株主に帰属する四半期純利益も前年同期比24.4%減の7億10百万円と高水準で推移しています。
四半期連結貸借対照表について
同社の当第3四半期末の総資産は802億40百万円となり、前期末比54億42百万円増加しました。主な変動は現金及び預金の増加などによるものです。負債は751億64百万円と47億20百万円増加し、純資産は50億75百万円と7億21百万円増加しています。
資産の部
流動資産は567億44百万円と前期末比53億84百万円増加しています。これは主に現金及び預金が25億57百万円増加したことによるものです。固定資産は234億95百万円と前期末比57百万円増加しています。
負債の部
流動負債は554億18百万円と前期末比10億15百万円減少しましたが、買掛金が26億8百万円増加しました。一方、固定負債は197億45百万円と57億36百万円増加し、長期借入金が57億13百万円増加したことが主な要因です。
純資産の部
純資産は50億75百万円と前期末比7億21百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益7億10百万円の計上によるものです。
ROAとROE
ぴあ株式会社の自己資本比率は6.3%と前期末の5.8%から改善しています。ROA(総資産利益率)は年率換算で5.3%、ROE(自己資本利益率)は年率換算で12.7%となっており、総じて収益性が改善傾向にあります。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが24億6百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが11億62百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが16億26百万円のプラスとなっています。現金及び現金同等物の当第3四半期末残高は289億13百万円と前期末比25億57百万円増加しました。
配当の支払額
ぴあ株式会社は当第3四半期連結累計期間において配当の実施はありませんでした。直近の期末配当は1株当たり5円の実施を予定しています。
今後の展望
ぴあ株式会社は国内エンターテインメント市場の回復に伴う需要増加を背景として好調な業績を維持することが期待されます。一方で、インフレや金利上昇、為替変動などの影響にも十分注意を払う必要があります。今後の更なる事業拡大と収益力強化に期待が寄せられています。
編集部のまとめ
ぴあ株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、国内エンターテインメント市場の回復を背景に大幅な増収増益となりました。今後の更なる業績拡大に期待が高まっている一方で、経済環境の不確実性にも留意が必要です。配当については前期並みの水準を維持する見通しですが、今後の収益力の向上と配当性向の向上に注目が集まるでしょう。
ぴあ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ぴあ株式会社の決算期は3月期で、毎年6月に有価証券報告書、2月に第3四半期決算報告書を提出しています。直近の配当は1株当たり5円の実施を予定しており、今後の配当増加に期待が寄せられます。