株式会社イオンファンタジーの直近の第1四半期決算が公表されました。売上高は203億89百万円と前年同期比8.4%の増加となり、第1四半期として過去最高を更新しました。営業利益も4億85百万円と前年同期の営業損失から大きく改善しています。
企業情報
企業名: 株式会社イオンファンタジー
証券コード: E05264
決算期: 2月末
株式会社イオンファンタジーの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社イオンファンタジーは2月末が決算期となっています。第1四半期の決算は5月末に公表されました。
主な事業
株式会社イオンファンタジーは、ショッピングセンターや商業施設内を中心にプレイグラウンドやアミューズメント施設を運営しています。子供たちの遊びを通じて夢と喜びを提供することをミッションとし、国内で724店舗、海外で470店舗を展開する大手アミューズメント企業です。
今期の業績と利益率は？
第1四半期の業績は、売上高203億89百万円と前年同期比8.4%の増加、営業利益4億85百万円と前年同期の営業損失から大幅に改善しています。アセアン地域が好調に推移し、国内も既存店が堅調に推移しました。
売上・利益の推移
売上高は、第1四半期として過去最高を更新しました。営業利益は前年同期の営業損失から大幅に改善し、親会社株主に帰属する四半期純利益も54百万円と黒字に転換しています。国内事業とアセアン事業が好調に推移した結果です。
四半期連結貸借対照表について
総資産は542億40百万円と前期末比19億37百万円増加しました。主な要因は、使用権資産や遊戯機械の増加によるものです。一方で負債合計は461億95百万円と24億33百万円増加しています。
資産の部
流動資産は131億10百万円、固定資産は411億30百万円となっています。主な増加要因は、連結子会社における使用権資産の増加やアミューズメント機器の設備投資によるものです。
負債の部
流動負債は314億22百万円と前期末より62億30百万円減少しました。一方で固定負債は147億72百万円と86億63百万円増加しています。これは国内の短期借入金を長期借入金へ振り替えたことが主な要因です。
純資産の部
純資産は80億45百万円と前期末より4億95百万円減少しました。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上と配当金支払いによるものです。
ROAとROE
第1四半期連結会計期間末のROAは0.1%、ROEは0.7%となっています。前年同期と比べて大幅に改善しており、収益性の向上が見られます。アセアン地域での好調な業績や国内事業の回復が寄与しています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは2億11百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは13億92百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは2億99百万円の収入となっています。設備投資を中心に資金が流出していますが、営業活動によるキャッシュ・フローの回復が見られます。
配当の支払額
第1四半期決算では、前期末の配当金として1株当たり5円、総額で98百万円の配当を実施しました。業績の回復に伴い、株主還元も強化される見通しです。
今後の展望
国内事業ではプレイグラウンドの新業態出店や既存店の活性化に注力するほか、アセアン地域での事業拡大を目指しています。中国事業でも段階的な回復を図るなど、中期的な視点で成長に向けた取り組みを進めています。引き続き企業価値の向上に努めていくと期待できます。
編集部のまとめ
株式会社イオンファンタジーは、第1四半期の業績が大幅に改善し、売上高と利益ともに軒並み過去最高を更新しました。アセアン地域の好調な実績に加え、国内事業の回復基調も鮮明になってきています。今後も新店舗出店や既存店活性化などの施策を通じて、企業価値の向上に取り組んでいくことが期待できます。
株式会社イオンファンタジーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社イオンファンタジーは2月末が決算期で、第1四半期の決算は5月末に公表されました。第1四半期の業績は大幅に改善し、売上高と利益ともに過去最高を記録しています。また、1株当たり5円の配当を実施しました。今後も国内外での事業拡大と収益力の向上に注力し、株主還元の強化も期待できます。
