ブロードメディア株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告が発表されました。技術と教育分野への積極的な事業展開が功を奏し、売上高が前年同期比6.9%増加するなど、好調な業績を維持しています。また、営業利益も前年同期比9.0%増加と、継続的な成長を遂げている注目の企業です。今後の更なる事業拡大に期待が高まりそうですね。
企業情報
企業名: ブロードメディア株式会社
証券コード: 43470
決算期: 2023年12月期
ブロードメディア株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ブロードメディア株式会社の決算期は2023年12月期で、第3四半期決算の報告を2024年2月13日に行いました。決算は年4回の四半期ごとの開示が行われています。
主な事業
ブロードメディア株式会社は、教育、メディアコンテンツ、スタジオ・プロダクション、放送、技術の5つのセグメントで事業を展開しています。通信制高校「ルネサンス高等学校グループ」の運営や、動画配信サービス「クランクイン!ビデオ」、映像制作事業、釣り専門チャンネル「BS釣りビジョン」の運営、クラウドソリューションなど、多角的な事業を手掛けています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が前年同期比6.9%増加の10,320百万円、営業利益が同9.0%増加の844百万円と堅調に推移しました。教育セグメントが大幅に増収増益となったほか、技術セグメントも増収増益を達成しています。全社的に利益率が高く、経常利益率は8.5%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
ブロードメディア株式会社の売上高は、2022年3月期に13,023百万円を記録し、その後も順調に推移しています。営業利益も2022年3月期に1,079百万円と高水準を維持しており、直近の2023年12月期第3四半期でも844百万円と好調な業績となっています。教育セグメントと技術セグメントが業績を牽引しており、中長期的な成長が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
ブロードメディア株式会社の2023年12月期第3四半期の四半期連結貸借対照表は、総資産が10,022百万円となっています。前期末比では73百万円の増加です。一方で、負債合計は4,143百万円と前期末比354百万円減少しており、財務体質の改善が進んでいます。
資産の部
流動資産は7,743百万円で、前期末比58百万円減少しています。一方、固定資産は2,280百万円と131百万円増加しており、教育事業強化に向けた設備投資等が進められています。
負債の部
流動負債は3,891百万円と前期末比367百万円減少しています。また、固定負債は253百万円と12百万円増加しています。全体として負債合計は4,143百万円となり、財務体質の改善が進んでいます。
純資産の部
純資産合計は5,879百万円と前期末比428百万円増加しています。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより、自己資本比率は47.4%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ブロードメディア株式会社のROA(総資産利益率)は、2022年3月期が10.8%と高水準を維持しています。また、ROE(自己資本利益率)も20.4%と非常に高い水準にあります。教育事業の継続的な成長と技術事業の収益力向上により、両指標ともに高い水準を維持できています。
キャッシュフロー
2023年12月期第3四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが124百万円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは989百万円の支出となり、主に固定資産の取得や子会社株式の取得に伴う支出が発生しています。財務活動によるキャッシュ・フローも365百万円の支出となっており、配当金の支払いなどが主な要因です。この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は4,648百万円となりました。
配当の支払額
ブロードメディア株式会社は、2023年6月29日開催の定時株主総会において、1株当たり30円の期末配当を決議しました。この配当金総額は218百万円となっています。同社は株主への利益還元にも積極的に取り組んでおり、今後も継続的な配当が期待されます。
今後の展望
ブロードメディア株式会社は、「教育×技術」領域を中心に事業の強化を図っています。特に、2024年1月1日付で株式会社divの株式を取得し子会社化したことで、プログラミング教育事業の拡充や、AI技術を活用したソフトウェア開発事業の強化が期待されます。今後も教育と技術分野での積極的な事業展開により、中長期的な成長が期待できる企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
ブロードメディア株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高、営業利益ともに前年同期比で増加するなど、好調な業績となっています。教育事業と技術事業が主な収益源となっており、ROAやROEも高水準を維持しています。また、2024年1月には株式会社divの子会社化により、教育と技術分野での事業拡大が期待されます。ブロードメディア株式会社は、中長期的な成長が期待できる企業として注目に値するでしょう。
ブロードメディア株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ブロードメディア株式会社の決算期は2023年12月期で、第3四半期決算の報告を2024年2月13日に行いました。また、同社は2023年6月29日開催の定時株主総会において、1株当たり30円の期末配当を決議しました。今後も継続的な配当が期待されるなど、株主還元にも積極的に取り組んでいる企業といえます。