株式会社テスクは、総合的なシステム開発サービスを提供する優れた企業です。2023年12月決算では、増収増益と業績が着実に良化していることがわかります。
今回の四半期決算を見ると、売上高1,943,841千円、経常利益267,401千円と、前年同期と比べ大幅に伸びています。
また、四半期純利益は215,754千円と高水準を維持しており、収益性の高さが窺えます。
企業情報
企業名: 株式会社テスク
証券コード: 43490
決算期: 2023年3月
株式会社テスクの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社テスクの決算日は3月31日です。
決算期は年1回で、毎年5月に決算報告を行っています。
主な事業
株式会社テスクは、システム開発事業を主要な事業としています。
具体的には、自社開発のパッケージソフトウェアの販売、ASPサービス、受託開発業務、保守サービスなどを手掛けています。
さらに、不動産賃貸事業等も展開しており、安定した収益基盤を持っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は前年同期と比べ大幅に増加しており、売上高1,943,841千円、営業利益266,784千円、経常利益267,401千円と好調な結果となりました。
利益率も経常利益率13.8%と高水準を維持しており、収益性の高さが目立ちます。
売上・利益の推移
株式会社テスクは過去からの業績が堅調に推移しています。
売上高は年々増加傾向にあり、利益面でも経常利益が増加を続けています。
特に当期は前年同期比で大幅な増収増益となり、企業の成長性が高まっていることがわかります。
四半期連結貸借対照表について
株式会社テスクの四半期連結貸借対照表を見ると、財務体質の健全性が窺えます。
資産の部
総資産は4,033,932千円となっており、現金及び預金が1,064,726千円と手元流動性が高い状態です。
また、有形固定資産が1,864,403千円と、事業基盤の強化が進んでいることが分かります。
負債の部
総負債は2,404,935千円で、長期借入金が1,630,720千円を占めています。
一方で、流動比率は285.4%と高く、短期的な支払能力も高い水準を維持しています。
純資産の部
純資産は1,628,997千円となっており、自己資本比率は40.4%です。
財務健全性が高く、今後の事業展開に十分な資金力を有していると評価できます。
ROAとROE
株式会社テスクのROA(総資産利益率)は6.6%、ROE(自己資本利益率)は13.3%となっています。
前年同期と比較して大幅に改善しており、収益性と資本効率性が向上していることが分かります。
これは、売上高の増加と経常利益率の上昇による好業績が主な要因です。
キャッシュフロー
株式会社テスクのキャッシュフローは安定的に推移しています。
営業活動によるキャッシュ・フローはプラスを確保しており、継続的な収益力の高さが裏付けられています。
一方で、設備投資等の投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっていますが、借入等の財務活動によるキャッシュ・フローがプラスとなっており、全体としてキャッシュ残高は増加傾向にあります。
配当の支払額
株式会社テスクは年1回の配当を行っています。
今期の年間配当金は1株当たり60円と、前期より10円増加しました。
この水準は企業の収益力と株主還元のバランスを考えて適切に設定されていると言えるでしょう。
今後の展望
株式会社テスクは、今後もシステム開発事業を中心に成長を続けていく方針です。
特に自社開発のパッケージソフトウェアやASPサービスなどの高収益性の事業の拡大に注力し、更なる業績拡大を目指しています。
また、既存事業の強化と新分野への進出にも積極的に取り組み、持続的な企業価値向上を目指します。
編集部のまとめ
株式会社テスクは、システム開発事業を中心に安定した収益基盤を築いている企業です。
今期の業績は大幅な増収増益となり、収益性や資本効率が大きく改善しました。
財務体質も健全で、今後の事業拡大に向けた基盤が整っていると評価できます。
株主還元面でも適切な水準の配当を行っており、投資家の期待にもこたえられる企業だと言えるでしょう。
株式会社テスクの決算日や配当についてまとめました。
株式会社テスクの決算日は3月31日で、年1回の決算を行っています。
配当は年1回で、今期の年間配当金は1株当たり60円と前期より10円増加しました。
企業の収益力と株主還元のバランスが取れた水準になっています。