応用技術株式会社の2024年第1四半期決算報告が発表されました。同社は製造業向けのソリューションサービスや公共事業向けのエンジニアリングサービスを手掛ける企業です。前年同期比で売上高2.3%増、営業利益1.3%増と好調な業績を維持しています。製造業のDX化やインフラ整備需要の高まりを背景に、主力事業が好調に推移しているようです。
企業情報
企業名: 応用技術株式会社
証券コード: 43560
決算期: 2024年12月期
応用技術株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
応用技術株式会社の決算日は12月31日です。第1四半期の決算発表は2024年5月13日に行われました。
主な事業
応用技術株式会社は、製造業向けのソリューションサービスとエンジニアリングサービスを主要事業としています。ソリューションサービスでは、CADやPLMなどの設計支援ツールの提供や営業支援ソリューションの開発・販売を行っています。また、エンジニアリングサービスでは、防災・減災対策や環境アセスメントなどの公共事業を中心とした業務を手掛けています。
今期の業績と利益率は？
当第1四半期の業績は、売上高2,018,755千円、営業利益365,580千円と前年同期比で増収増益となりました。特に製造業向けのソリューション事業やインフラ整備関連のエンジニアリング事業が好調です。利益率も営業利益率18.1%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績をみると、売上高は7,419,439千円から2,018,755千円と順調に増加しています。また、経常利益も369,251千円と高水準を維持しています。デジタル化やインフラ整備需要の高まりを背景に、同社の主力事業が安定的に成長しているようです。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期の財務状況をみると、資産合計が6,642,408千円となり、前期末比で約1.4%増加しました。負債合計は1,603,184千円と微増しており、自己資本比率は75.9%と健全な財務体質を維持しています。
資産の部
流動資産は6,090,384千円で、現金及び預金が増加したことなどから前期末比1.1%増となりました。一方、固定資産は552,024千円と微増しています。
負債の部
流動負債は1,512,801千円で、買掛金の増加などから前期末比0.3%増となりました。固定負債は90,382千円と微増しています。
純資産の部
純資産は5,039,223千円で、前期末比1.7%増しています。利益剰余金が増加したことが主な要因です。自己資本比率は75.9%と高水準を維持しています。
ROAとROE
応用技術株式会社のROAは5.6%、ROEは5.1%となっています。前年同期比で微減しましたが、いずれも高水準を維持しており、収益性と資本効率の良さが窺えます。今後のさらなる成長に期待が高まります。
キャッシュフロー
営業キャッシュ・フローは47,870千円のプラスとなっています。投資キャッシュ・フローは66,687千円のマイナスとなり、財務キャッシュ・フローは196,700千円のマイナスとなりました。前期の好業績を反映し、全体としてキャッシュ・ポジションが改善しています。
配当の支払額
応用技術株式会社は、2024年2月8日開催の取締役会において、2023年12月期の期末配当金を1株当たり30円と決議しました。この配当金は2024年3月27日に支払われました。安定的な配当政策を維持しています。
今後の展望
ソリューションサービス事業では、製造業のDX化需要や建設業のBIM化の進展に伴い、営業支援ツールやBIM関連ソリューションの拡販に注力していきます。また、エンジニアリングサービス事業では防災・減災対策や再生可能エネルギー関連の業務が堅調に推移しており、社会インフラ整備に貢献していくことが期待されます。今後も安定的な成長が見込まれる同社に注目が集まりそうです。
編集部のまとめ
応用技術株式会社は、製造業のDX化やインフラ整備需要の高まりを背景に、好調な業績を維持しています。主力事業であるソリューションサービスやエンジニアリングサービスが順調に推移しており、収益性と資本効率も高水準を維持しています。安定的な配当政策も株主還元の面で評価できます。今後も成長が期待できる企業といえるでしょう。
応用技術株式会社の決算日や配当についてまとめました。
応用技術株式会社の決算日は12月31日で、2024年第1四半期決算の発表は2024年5月13日に行われました。また、2023年12月期の期末配当金は1株当たり30円と、安定的な配当政策を維持しています。同社の主力事業は堅調に推移しており、今後の業績に期待が高まります。
