松本油脂製薬株式会社の第86期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

松本油脂製薬株式会社の最新の決算状況をわかりやすくご紹介します。第3四半期の業績は好調で、売上高が前年同期比2.9%増の31,994百万円経常利益も1.0%増の8,074百万円と順調に推移しました。主力の界面活性剤分野を中心に、国内外での需要が堅調に推移したことが業績を押し上げた要因です。

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企業情報

企業名: 松本油脂製薬株式会社
証券コード: 43650
決算期: 3月期

松本油脂製薬株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

松本油脂製薬株式会社の決算期は3月期です。具体的な決算日は3月31日となっています。第3四半期決算は2023年12月31日に行われました。

主な事業

松本油脂製薬株式会社は、界面活性剤を中心とした化学製品の製造・販売を手がけています。主力製品は、陰イオン界面活性剤非イオン界面活性剤陽・両性イオン界面活性剤などです。化粧品や洗剤、繊維加工など幅広い用途に活用されています。また、高分子・無機製品の事業にも注力しており、自動車や工業分野向けなどにも製品を提供しています。

今期の業績と利益率は?

今期の業績は好調で、売上高が31,994百万円(前年同期比2.9%増)、営業利益が6,831百万円(同6.2%増)と増収増益となりました。経常利益も8,074百万円(同1.0%増)と高い水準を維持しています。利益率を見ると、経常利益率は25.2%と高い水準を確保できています。

売上・利益の推移

最近3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は39,627百万円(2023年3月期)、経常利益は9,472百万円と着実な増加基調にあります。新型コロナ禍の影響もありましたが、積極的な事業展開と業務効率化により、収益力は高水準を維持できていると評価できます。

四半期連結貸借対照表について

松本油脂製薬の2023年12月末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が85,706百万円純資産が72,789百万円となっています。前期末から純資産が6,318百万円増加しており、自己資本比率も82.6%と高い水準を維持しています。健全な財務体質が特徴です。

資産の部

資産の部では、流動資産が64,666百万円固定資産が21,040百万円となっています。流動資産は前期末比4.7%増、固定資産は20.9%増加しており、積極的な設備投資や有価証券の増加などが資産規模の拡大につながっています。

負債の部

負債の部では、流動負債が10,425百万円固定負債が2,491百万円となっています。流動負債は前期末比4.6%減少しましたが、固定負債は38.7%増加しており、繰延税金負債の増加が主な要因です。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が66,807百万円その他有価証券評価差額金が3,629百万円となっています。前期末から純資産が6,318百万円増加しており、自己資本比率も高い水準を維持しています。

ROAとROE

松本油脂製薬のROA(総資産経常利益率)は9.4%ROE(自己資本当期純利益率)は8.1%となっています。前期から各指標ともに改善傾向にあり、高い収益性と効率的な資産運用が評価できます。

キャッシュフロー

直近の四半期では詳細なキャッシュフロー情報が開示されていませんが、前期の状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが9,835百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが4,780百万円のマイナスと、企業活動に必要な資金を安定的に確保できています。

配当の支払額

松本油脂製薬は、1株当たり配当金を350円で実施しています。前期比では30円減少しましたが、配当性向は18.1%と株主還元に積極的な水準を維持しています。今後も安定した配当が期待できそうです。

今後の展望

松本油脂製薬は、引き続き国内外における界面活性剤分野の需要拡大に注力していくほか、高分子や無機製品での新規需要開拓にも力を入れていく方針です。世界的な原材料価格高騰の影響にも留意しつつ、製造の効率化やコスト管理の強化により、収益力の維持・向上を目指していきます。

編集部のまとめ

松本油脂製薬は、界面活性剤を中心とした化学製品分野で高い競争力を発揮しており、国内外での需要に支えられて業績も好調に推移しています。健全な財務体質と高い収益性を維持しつつ、新規需要の開拓にも意欲的で、今後の成長が期待できる銘柄といえるでしょう。

松本油脂製薬株式会社の決算日や配当についてまとめました。

松本油脂製薬の決算日は3月31日、第3四半期決算は2023年12月31日に実施されています。配当については、1株当たり350円を実施しており、株主還元にも積極的な姿勢がうかがえます。今後も着実な業績拡大と安定配当が期待されるでしょう。

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