モビルス株式会社の第13期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

モビルス株式会社の2023年9月第3四半期決算報告書が公開されました。売上高は前年同期比6.2%減の1,154百万円営業損失は271百万円となりました。一方で、ARR(年間経常売上高)は前四半期末比で増加しており、リカーリングレベニューの増加傾向が継続しています。今後の事業展開に期待が高まります。

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企業情報

企業名: モビルス株式会社
証券コード: 43700
決算期: 8月

モビルス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

モビルス株式会社の決算日は8月31日です。決算期は9月から翌8月までの1年間となっています。株主総会は毎年11月に開催されます。

主な事業

モビルス株式会社は、SaaSソリューション事業を中心に事業を展開しています。コンタクトセンターの効率化や自動化に向けた各種SaaSサービスを提供しており、特に近年のChatGPTなどの生成AI技術の進化に伴い、自動化ニーズの高まりを背景に業績の拡大が期待されています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期累計期間の売上高は1,154百万円と前年同期比6.2%減となりましたが、SaaSサービスの売上が増加傾向にあります。一方で、営業損失は271百万円を計上しました。これは、前事業年度からの積極的な組織強化のための人件費増加が主な要因です。利益率は減少しましたが、中長期的な事業成長に向けた先行投資と位置付けられています。

売上・利益の推移

過去3年の業績を見ると、売上高は2022年8月期に1,595百万円、2023年8月期に1,231百万円と推移しています。営業利益は2022年8月期の△152百万円から2023年8月期は△91百万円と改善傾向にありますが、当第3四半期では271百万円の営業損失を計上しました。今後のSaaSサービスの伸びに期待がかかっています。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期会計期間末の総資産は2,383百万円と前事業年度末比180百万円増加しました。主な増加要因は、現金及び預金の増加182百万円、ソフトウエアの増加54百万円などです。一方、負債合計は685百万円と422百万円増加しており、これは長期借入金の増加によるものです。

資産の部

資産の部では、流動資産が1,669百万円と前事業年度末比129百万円増加しています。主な内訳は、現金及び預金の増加182百万円、売掛金の減少282百万円などです。固定資産は712百万円と前事業年度末比53百万円増加しており、ソフトウエアの増加54百万円が主な要因です。

負債の部

負債の部では、流動負債が354百万円と前事業年度末比106百万円増加しています。主な内訳は、1年内返済予定の長期借入金の増加66百万円、契約負債の増加56百万円などです。固定負債は330百万円と前事業年度末比316百万円増加しており、長期借入金の増加322百万円が主な要因です。

純資産の部

純資産の部では、前事業年度末比241百万円減少し1,698百万円となりました。これは主に、四半期純損失275百万円の計上によるものです。一方で、自己株式の処分により38百万円増加しています。

ROAとROE

モビルス株式会社のROA(総資産経常利益率)は当第3四半期では-11.7%となっています。また、ROE(自己資本当期純利益率)は-16.2%と低下しています。これは主に、経常損失の計上による利益の減少が要因です。今後は、SaaSサービスの収益性向上や経費の効率化により、ROA、ROEの改善が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは△193百万円と前年同期比で悪化しています。これは、税引前四半期純損失の計上や売掛金の増加などによるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは△88百万円と前年同期より支出が減少しました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは388百万円の収入となり、長期借入金の増加が主な要因です。

配当の支払額

モビルス株式会社では、現時点で配当を実施していません。成長投資に注力する方針のため、内部留保の充実を優先しており、今後の株主への利益還元については検討中とされています。

今後の展望

モビルス株式会社は、コンタクトセンターの自動化やAI活用ニーズの高まりを背景に、SaaSサービスの拡大が期待されています。今後は、既存顧客へのアップセル/クロスセルによる契約単価の上昇と、新規顧客開拓による契約数の増加を目指します。また、積極的な人材採用や開発投資などにより、中長期的な事業成長を実現していく方針です。

編集部のまとめ

モビルス株式会社の2023年9月第3四半期決算は、売上高が前年同期比で減少したものの、SaaSサービスの契約単価上昇と成長投資による先行費用増加が響いた形となりました。今後の事業展開では、生成AI技術の進化を背景としたコンタクトセンターの自動化需要の高まりに期待が集まっています。引き続き、顧客基盤の拡大と収益性の向上に向けた取り組みに注目していきたいと思います。

モビルス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

モビルス株式会社の決算日は8月31日で、決算期は9月から翌8月までの1年間となっています。また、同社では現時点で配当を実施しておらず、内部留保の充実を優先している状況です。今後、事業成長と利益水準の向上に伴い、株主還元策の検討が期待されます。

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