株式会社Mマートの2024年第1四半期決算報告がアツい!営業収益310,229千円と前年同期比13.3%の増収を達成し、経常利益112,827千円と4.0%の増益となりました。
企業情報
企業名: 株式会社Mマート
証券コード: E33784
決算期: 2024年1月期
株式会社Mマートの決算日・決算時期(スケジュール)
株式会社Mマートの決算日は1月31日です。4月に第1四半期決算、6月に本決算を発表する年2回の決算サイクルとなっています。
主な事業
株式会社Mマートは、「流通変革のためのインフラを創る」ことを使命とするeコマース企業です。主な事業は、飲食店・食品関連事業者向けのeマーケットプレイス運営です。「Mマート」「Bnet」「国別食品市場」などのサイトでは、企業間取引(B2B)のマッチングやプラットフォーム提供を行っています。
今期の業績と利益率は?
2024年第1四半期の営業収益は310,229千円と前年同期比13.3%の増収となり、営業利益は112,912千円と3.9%の増益を実現しました。利益率も高水準を維持しており、営業利益率36.4%、経常利益率36.4%、純利益率23.4%と好調な業績を上げています。
売上・利益の推移
株式会社Mマートは直近1年間、売上高、営業利益、経常利益、純利益のすべてにおいて増加傾向にあります。特にeマーケットプレイスの総流通高は3,041百万円と前年同期比9.3%の増加となりました。主力サイト「Mマート」の伸長が牽引しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社Mマートは子会社がないため、四半期連結財務諸表ではなく四半期個別財務諸表を作成しています。
資産の部
当第1四半期会計期間末における総資産は2,329,783千円で、前事業年度末に比べ21,880千円増加しています。流動資産の増加が主な要因で、売掛金や営業未収入金などの営業債権が増加しています。
負債の部
負債合計は789,363千円となり、前事業年度末に比べ37,337千円増加しました。主として営業未払金等の営業債務が増加したことによります。
純資産の部
純資産合計は1,540,420千円と前事業年度末に比べ15,456千円減少しています。四半期純利益を計上する一方で、期末配当の実施による利益剰余金の減少が主な要因です。
ROAとROE
株式会社MマートのROAは前年同期並みの6.4%を確保しており、ROEは前年同期の11.3%から10.8%に若干低下しています。これは利益を確保しつつ、積極的な人材採用や投資を行った結果、自己資本が大きく膨らんだためです。収益性とともに資本効率の維持にも注力しています。
キャッシュフロー
株式会社Mマートは四半期報告書にキャッシュフロー計算書を掲載していないため、詳細なキャッシュフローの状況は不明です。ただし、営業活動の収支が良好であることは、売上高や利益の増加傾向から推察できます。
配当の支払額
株式会社Mマートは年1回の配当を実施しており、2024年4月に1株当たり18円の期末配当を行いました。前期比5円増配となっています。株主還元にも積極的に取り組んでおり、堅調な収益基盤を活かした配当政策が評価されています。
今後の展望
株式会社Mマートは「流通変革のためのインフラを創る」というミッションの下、eマーケットプレイスの機能強化や新サービスの開発を進め、さらなる成長を目指しています。特にAIを活用した出品支援ツールの提供や「複数ロット販売」の導入など、利便性の向上に注力しています。今後も顧客ニーズを捉えた事業展開で、収益性の高い成長を続けていくと期待できそうです。
編集部のまとめ
株式会社Mマートは、eコマース市場での躍進を続けている企業です。売上高、利益ともに好調に推移しており、ROAやROEも高い水準を維持しています。特に、「Mマート」をはじめとした自社プラットフォームの強化に注力しており、ユーザー利便性の向上で「三方よし」の経営を実践しています。今後も持続的な成長が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社Mマートの決算日や配当についてまとめました。
株式会社Mマートの決算日は1月31日、年1回の決算を行っています。2024年4月には1株当たり18円の期末配当を実施し、前期より5円増配となりました。企業の収益基盤が安定的に成長している証として評価できるでしょう。株主還元に積極的に取り組む同社の方針は、投資家にとっても魅力的です。