株式会社アイ・ピー・エスの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高8,350百万円、営業利益1,455百万円、経常利益1,555百万円と、前年同期比では減収・減益となりましたが、安定した収益基盤を維持しています。今後も通信需要の高まりを背景に、国際通信事業やフィリピンでの事業拡大を進め、持続的な成長を目指していきます。
企業情報
企業名: 株式会社アイ・ピー・エス
証券コード: 43900
決算期: 3月期
株式会社アイ・ピー・エスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社アイ・ピー・エスは3月期決算企業です。第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。
主な事業
株式会社アイ・ピー・エスは、通信事業を中心に事業を展開しています。具体的には、フィリピンを中心にした国際通信事業、日本国内の国内通信事業、そしてメディカル&ヘルスケア事業などを行っています。通信インフラの整備を通じて、生活に密着した分野での事業機会創造と産業構造の変革に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の売上高は8,350百万円、営業利益は1,455百万円、経常利益は1,555百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は951百万円となりました。前年同期と比較すると減収・減益となりましたが、依然として高水準の収益性を維持しています。
売上・利益の推移
近年の売上高は1.2倍程度に成長しており、経常利益も倍増するなど、順調に業績を拡大してきました。ただし、当第3四半期は一時的な要因により減収減益となっています。今後も通信需要の高まりを背景に、引き続き着実な成長が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末時点の総資産は28,774百万円と、前連結会計年度末から3,645百万円増加しています。有形固定資産が大幅に増加したことが主な要因です。一方、負債合計は14,854百万円と、前連結会計年度末から1,588百万円増加しています。
資産の部
流動資産は13,980百万円と前期末から290百万円減少しています。一方、固定資産は14,751百万円と3,912百万円増加しており、これは主に有形固定資産の増加によるものです。
負債の部
流動負債は11,547百万円と前期末から703百万円減少しました。一方で、固定負債は3,306百万円と2,292百万円増加しています。
純資産の部
純資産は13,920百万円と前期末から2,056百万円増加しました。自己資本比率は38.8%となっています。
ROAとROE
ROAは4.6%、ROEは7.4%となっています。前期と比べてROAは低下しましたが、ROEはほぼ横ばいで推移しており、収益性と効率性は良好な水準を維持しています。今後の成長に向け、さらなる収益力の向上が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,266百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが3,400百万円の支出となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が大きかったためです。財務活動によるキャッシュ・フローは121百万円の収入となっています。
配当の支払額
株式会社アイ・ピー・エスは、株主還元の一環として中間配当金を1株当たり17.50円支払っています。今後も安定的な配当を維持していく方針です。
今後の展望
今後も通信需要の高まりを背景に、国際通信事業やフィリピンでの事業拡大を進めていきます。また、メディカル&ヘルスケア事業でも新規サービスの展開を図り、持続的な成長を目指していきます。業績は一時的な要因で前年同期比減収減益となりましたが、中長期的な成長基盤は堅固であり、今後の業績回復が期待できます。
編集部のまとめ
株式会社アイ・ピー・エスは、通信事業を中心に順調に業績を拡大してきました。当第3四半期は一時的な要因により減収減益となりましたが、長期的な成長基盤は健全です。今後も通信需要の高まりを取り込み、フィリピンでの事業拡大やメディカル&ヘルスケア事業の強化など、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
株式会社アイ・ピー・エスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アイ・ピー・エスは3月期決算企業で、第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。中間配当金を1株当たり17.50円支払っており、今後も安定的な配当を維持していく方針です。業績は一時的な要因で減収減益となりましたが、中長期的な成長基盤は堅固で、更なる事業拡大が期待できます。