毎年恒例の四半期決算発表ですね!今回も、ロジザード株式会社の経営状況が明らかになりました。同社は在庫管理システムの開発・販売を手掛ける企業で、最近ではBtoB分野のWMSニーズや人手不足解消のための自動化トレンドに積極的に取り組んでいます。
企業情報
企業名: ロジザード株式会社
証券コード: 43910
決算期: 2024年6月期
ロジザード株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ロジザード株式会社の決算日は6月30日です。決算発表は毎年9月に行われています。
主な事業
ロジザード株式会社は、在庫管理システム「ロジザード」の開発・販売を行っている会社です。主力製品の「ロジザードZERO」は、倉庫や店舗の在庫管理を効率化するクラウドサービスで、BtoB分野を中心に幅広く導入されています。また、自動化ニーズに応えるため、システムにロボット技術の活用にも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の業績は、売上高1,468,359千円、営業利益253,603千円、経常利益253,588千円、四半期純利益184,503千円と、前年同期と比べて増収増益となっています。特にクラウドサービスの売上が好調に推移しました。
売上・利益の推移
ロジザード株式会社の売上高は5年連続の増収を記録しています。特にクラウドサービスの売上高が好調に推移しており、全体の8割近くを占めるまでに成長しています。一方で、開発・導入サービスは前期の大口案件の反動減もありやや減少しましたが、全体としては増収基調を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
ロジザード株式会社の資産は2,117,706千円と、前期末比で152,409千円増加しています。これは主に、新製品の開発や人員拡充に伴うオフィスの拡張により、ソフトウエアや有形固定資産が増加したことによるものです。負債は260,899千円と、前期末比で10,399千円減少しています。これは主に未払賞与の支払によるものです。
資産の部
流動資産は1,737,677千円と前期末比で17,311千円増加しました。これは主に売上高の増加に伴い売掛金が増加したことによるものです。固定資産は380,029千円と前期末比で135,098千円増加しました。これは主にロジザードZEROの基本機能のバージョンアップやオフィスの拡張に伴いソフトウエアや有形固定資産が増加したことによるものです。
負債の部
流動負債は260,899千円と前期末比で10,399千円減少しました。これは主に未払賞与の支払いによるものです。
純資産の部
純資産は1,856,807千円と前期末比で162,809千円増加しました。これは主に四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものです。
ROAとROE
ロジザード株式会社のROAは11.6%、ROEは12.1%となっています。これは売上高の増加や収益性の向上によるものであり、安定した収益基盤を築いていると言えるでしょう。今後もさらなる成長が期待されます。
キャッシュフロー
四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は62,769千円と前年同期比で9,568千円増加しています。これは主に新製品開発やオフィスの拡張に伴う投資の増加を示しています。今後もこうした先行投資を続けることで、更なる事業の拡大が期待できるでしょう。
配当の支払額
ロジザード株式会社は、1株当たり12円の期末配当を実施する予定です。これは前期の1株当たり14.95円から減少していますが、引き続き株主還元に努めていることがわかります。
今後の展望
ロジザード株式会社は、BtoB分野でのWMSニーズの取り込みや、店舗のスマート化とオンラインとの融合、自動化技術の活用などに注力しており、今後の業績拡大が期待されます。また、M&Aなども視野に入れながら、さらなる成長を目指していく方針です。
編集部のまとめ
今回の決算報告から、ロジザード株式会社は安定した収益基盤を築いており、今後の成長も期待できる企業だと分かりました。在庫管理システムの需要が高まる中、同社の中核製品「ロジザードZERO」の好調な売上が業績を牽引しています。また、自動化への取り組みなど、先行投資を続けることで、さらなる飛躍が期待できそうです。株主還元も継続されるなど、魅力的な企業だと評価できるでしょう。
ロジザード株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ロジザード株式会社の決算日は6月30日で、決算発表は毎年9月に行われています。配当は1株当たり12円の予定で、安定的な株主還元を行っていることがわかりました。今後も成長が期待できる企業なので、注目していく価値があるでしょう。