株式会社バンク・オブ・イノベーションの2023年12月期第1四半期決算が発表されました。スマートフォンアプリ関連事業を手がける同社は、主力サービスの「メメントモリ」が好調に推移し、売上高は前年同期比50.1%減の4,177百万円となりました。利益面でも、営業利益582百万円、経常利益581百万円、四半期純利益384百万円と大幅な減益となりました。しかし、新規ユーザー獲得や既存ユーザーの定着化など、継続的な施策が効果を発揮しつつあるとのことです。
企業情報
企業名: 株式会社バンク・オブ・イノベーション
証券コード: E34116
決算期: 9月
株式会社バンク・オブ・イノベーションの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社バンク・オブ・イノベーションの決算期は9月で、第1四半期決算の発表は2024年2月13日に行われました。
主な事業
株式会社バンク・オブ・イノベーションはスマートフォンアプリの企画・開発・運営を主な事業としています。大型RPG「メメントモリ」をはじめ、様々なジャンルのアプリを提供しています。特に「メメントモリ」は同社の主力サービスとなっており、ユーザー課金収入を中心に高い収益性を誇っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高が4,177百万円と前年同期比で50.1%減となりました。一方で、営業利益は582百万円、経常利益は581百万円、四半期純利益は384百万円と、前年同期と比べ大幅な減益となりました。利益率も前年同期から大きく下落しています。
売上・利益の推移
同社の売上高は、直近の第18期第1四半期が8,368百万円と非常に高い水準でしたが、当第1四半期は4,177百万円と前年同期から大幅に減少しました。一方で、利益面では第18期第1四半期の営業利益2,833百万円、経常利益2,832百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益1,947百万円から、当第1四半期は営業利益582百万円、経常利益581百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益384百万円と大幅な減益となっています。
四半期連結貸借対照表について
同社の2023年12月末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は6,675百万円となっています。前期末から1,418百万円減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が3,714百万円と前期末から1,703百万円減少しています。一方で、売掛金は2,150百万円と119百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、未払法人税等が204百万円と1,198百万円減少しています。また、未払消費税等も628百万円減少しました。
純資産の部
純資産は4,063百万円と前期末から384百万円増加しています。これは親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したことによるものです。
ROAとROE
当第1四半期のROAは5.9%、ROEは9.5%となっています。前年同期と比べるとROAが大幅に低下しており、ROEも前年同期の82.7%から著しく減少しています。これは、利益の大幅な減少による影響が大きいと考えられます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが330百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが7百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが2,026百万円のマイナスとなっています。全体では1,703百万円減少しており、前年同期と比べて大幅な減少が見られます。
配当の支払額
当第1四半期においては、配当の支払いはありません。株主還元については今後の業績や経営環境を踏まえて検討していくものと思われます。
今後の展望
同社は主力サービスである「メメントモリ」の収益安定化と、複数の新規アプリの企画・開発に注力していくとしています。新規ユーザーの獲得や既存ユーザーの定着化など、継続的な施策により収益性の向上を図っていく方針のようです。今後の業績には注目が集まりそうです。
編集部のまとめ
株式会社バンク・オブ・イノベーションの2023年12月期第1四半期決算は、売上高は前年同期比で50%以上減少するも、営業利益、経常利益、四半期純利益はいずれも減益となりました。主力サービスの「メメントモリ」の業績が大きな影響を及ぼしているようです。今後の新規アプリの展開や既存サービスの収益性向上に期待が寄せられています。
株式会社バンク・オブ・イノベーションの決算日や配当についてまとめました。
株式会社バンク・オブ・イノベーションの決算期は9月で、2023年12月期第1四半期決算は2024年2月13日に発表されました。当第1四半期は売上高が大幅に減少しましたが、新規ユーザー獲得や既存ユーザーの定着化など、継続的な施策による収益性の向上に期待が寄せられています。また、当第1四半期は配当の支払いはありませんでした。