株式会社バンク・オブ・イノベーションの2023年10月1日から2024年9月30日までの第2四半期決算報告が発表されました。同社は人気スマートフォンゲームの企画・開発・運営を手がける企業で、今期のハイライトは売上高が7,812百万円と大幅に減少したものの、経常利益が1,254百万円と依然高水準を維持していることです。今後も同社のゲームアプリの人気が続くことが期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社バンク・オブ・イノベーション
証券コード: E34116
決算期: 9月30日
株式会社バンク・オブ・イノベーションの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社バンク・オブ・イノベーションの決算日は9月30日です。上場企業のため、年4回の四半期決算を行っており、今回は2023年10月1日から2024年3月31日までの第2四半期の決算報告となります。
主な事業
株式会社バンク・オブ・イノベーションは、スマートフォンアプリの企画・開発・運営を手がける企業です。特に人気の高い大型RPGゲームアプリ「メメントモリ」の運営に注力しています。同社はゲームアプリの企画立案から開発、運営まで一貫して手掛けており、安定的な収益を生み出しています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は、売上高が7,812百万円と前年同期比43.8%の減収となりましたが、経常利益は1,254百万円と依然高水準を維持しています。利益率としては、経常利益率が16.1%と比較的高い水準を保っていることが特徴的です。利益率の高さが同社の強みとなっています。
売上・利益の推移
同社の売上高は、2023年9月期第2四半期が13,911百万円と高水準を記録しましたが、今期第2四半期は7,812百万円と大幅に減少しています。一方で、経常利益は前年同期の4,408百万円から今期第2四半期は1,254百万円と減少したものの、高い水準を維持しています。今後も安定した収益基盤の維持が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社バンク・オブ・イノベーションの四半期連結貸借対照表をみると、総資産は7,057百万円と前期末比1,036百万円減少しています。一方、負債合計は2,613百万円と1,801百万円減少し、純資産は4,444百万円と765百万円増加しています。財務体質が着実に改善されているといえます。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が4,275百万円と前期末比1,141百万円減少しているものの、依然高水準を維持しており、同社の財務基盤の強さがうかがえます。また、売掛金が2,066百万円と前期末比35百万円増加しており、売上債権管理も良好に推移しています。
負債の部
負債の部では、未払法人税等が450百万円と前期末比952百万円減少しています。また、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が346百万円と前期末比209百万円減少するなど、着実に有利子負債が減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が3,220百万円と前期末比820百万円増加しており、財務体質の改善が進んでいます。一方で、自己株式が54百万円と前期末比53百万円増加しているものの、自己資本比率は63.0%と高水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社バンク・オブ・イノベーションのROA(総資産経常利益率)は前年同期の60.4%から当期第2四半期は17.8%と大幅に低下しています。一方でROE(自己資本当期純利益率)は前年同期の88.0%から当期第2四半期は18.4%と同様に低下しています。これは主に売上高の大幅な減少によるものと考えられます。今後の業績回復に期待が寄せられています。
キャッシュフロー
同社のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが△874百万円と大幅なマイナスとなっています。これは主に税金等の支払いによるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは△51百万円、財務活動によるキャッシュ・フローは△262百万円となっています。全体としては、現金及び現金同等物が3,827百万円と依然高水準を維持しており、健全な財務体質が続いています。
配当の支払額
株式会社バンク・オブ・イノベーションでは、配当については開示されていません。収益力は高いものの、成長投資に注力する方針であるため、当面は配当を見送る可能性が高いと考えられます。株主還元については、今後の業績動向を踏まえつつ、検討されていくものと期待されます。
今後の展望
株式会社バンク・オブ・イノベーションは、主力アプリ「メメントモリ」の収益安定化と新規アプリの開発に注力しています。「メメントモリ」については、コラボレーション施策の実施や継続的な改善により、ユーザー層の拡大を目指しています。また、新規アプリの企画・開発にも積極的に取り組んでおり、今後の成長につなげていく方針です。同社は高い収益性を維持しながら、安定的な事業基盤の拡大を目指しています。
編集部のまとめ
株式会社バンク・オブ・イノベーションの2023年10月1日から2024年3月31日までの第2四半期決算は、売上高が大幅に減少したものの、依然として高い収益性を維持しています。財務体質も着実に改善が進んでおり、今後の成長に期待が寄せられています。同社は人気ゲームアプリの運営に強みを持ち、新規アプリの開発にも注力しており、ゲーム事業の更なる拡大が期待されます。
株式会社バンク・オブ・イノベーションの決算日や配当についてまとめました。
株式会社バンク・オブ・イノベーションの決算日は9月30日で、年4回の四半期決算を行っています。また、同社では配当について開示されていませんが、成長投資に注力する方針であるため、当面は配当を見送る可能性が高いとみられます。同社の今後の業績動向に注目が集まっています。