株式会社エクスモーションの2024年5月期第2四半期決算が発表されました。 この企業は組込みソフトウェア開発のコンサルティング会社で、自動車のCASE分野などで高い技術力を持っています。 今期の業績は堅調で、売上高と利益ともに前年同期を上回ることができました。
企業情報
企業名: 株式会社エクスモーション
証券コード: 43940
決算期: 11月
株式会社エクスモーションの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社エクスモーションの決算期は11月となっています。 第2四半期決算は2024年5月31日が決算日です。
主な事業
株式会社エクスモーションは主に組込みソフトウェアの開発コンサルティングを行っています。特に自動車のCASE(Connected、Autonomous、Shared&Services、Electric)分野を中心に、高度なソフトウェア開発のサポートを行っています。 また、自社開発の生成AIサービス「CoBrain」の提供や、ソフトウェアエンジニアの教育・研修サービスなども行っています。
今期の業績と利益率は？
当第2四半期の売上高は58億6,181万円と前年同期比9.8%増と好調でした。一方、営業利益は2億5,753万円と前年同期比71.2%減となりました。これは外注費やCoBrainの開発コストの増加などが影響しています。
売上・利益の推移
株式会社エクスモーションは過去5年ほど右肩上がりの売上と利益を続けています。売上高は2023年11月期に110億5,430万円と過去最高を記録しました。また、経常利益も同期に9億2,540万円と高い水準を維持しています。今期も引き続き堅調な業績が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社エクスモーションの2024年5月期第2四半期末の四半期連結貸借対照表を見てみると、資産合計は164億2,658万円、負債合計は12億9,246万円、純資産合計は151億3,412万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が122億5,781万円と手元流動性が高い状況です。 また、売掛金及び契約資産が18億9,421万円となっています。
負債の部
負債の部では、買掛金が1億5,840万円、未払法人税等が3億1,446万円、賞与引当金が2億5,467万円となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が45億3,486万円、利益剰余金が61億5,530万円となっており、自己資本比率は92.1%と非常に高い水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社エクスモーションのROA(総資産経常利益率)は前年同期の6.1%から1.7%に低下しています。 一方、ROE(自己資本当期純利益率)は前年同期の3.6%から0.9%に低下しています。 これは主に営業利益が減少したことが影響しています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは1億8,081万円の収入となり、前年同期に比べ減少しています。 投資活動によるキャッシュ・フローは1億6,447万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは5億4,254万円の支出となり、現金及び現金同等物の期末残高は122億5,597万円となっています。
配当の支払額
株式会社エクスモーションは2024年2月28日開催の定時株主総会において、1株当たり18円の期末配当を決議しました。この結果、配当金の総額は5億4,281万円となりました。
今後の展望
株式会社エクスモーションは、自動車分野を中心としたCASE領域やソフトウェア・ファーストの需要が高まるなか、生成AI支援サービス「CoBrain」の開発強化や、エンジニアのリスキリング需要への対応に注力していく方針です。 また、海外展開や新規事業への取り組みを通じて、さらなる成長を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社エクスモーションは、組込みソフトウェア開発のコンサルティング会社として自動車分野を中心に順調な業績を維持しています。 今期は売上高が前年同期比9.8%増と好調でしたが、営業利益は71.2%減と減少しました。 これは開発投資の増加が影響したものの、生成AIサービスの開発や、企業のDX需要への取り組みが今後の成長につながると期待されています。 株式会社エクスモーションは今後も中長期的な視点で企業価値向上に取り組んでいくことが重要だと考えます。
株式会社エクスモーションの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エクスモーションの決算期は11月で、第2四半期決算は2024年5月31日が基準日となっています。 また、2024年2月28日開催の定時株主総会において、1株当たり18円の期末配当が決議され、配当金の総額は5億4,281万円となりました。 今後も安定した業績と配当の維持が期待されます。
