株式会社システムサポートの2023年12月期第2四半期決算が発表されました。売上高10,635百万円と前年同期比15.5%の大幅増収。クラウドインテグレーション事業やアウトソーシング事業など、主要事業が軒並み好調に推移したことがわかりました。経常利益も899百万円と18.7%増加するなど、収益性も大幅に改善されています。第2四半期まで好業績を維持している同社の今後の成長に期待が高まります。
企業情報
企業名: 株式会社システムサポート
証券コード: 43960
決算期: 2024年6月期
株式会社システムサポートの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社システムサポートの決算は、6月末日を基準日としています。第2四半期決算は2023年12月31日、通期決算は2024年6月30日となります。
主な事業
株式会社システムサポートは、クラウドインテグレーション事業、システムインテグレーション事業、アウトソーシング事業、プロダクト事業を展開しています。顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)ニーズに応えるクラウドサービスの提供や、ERPパッケージの導入支援、データセンター運営など、幅広いITサービスを手掛けています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第2四半期の業績は、売上高10,635百万円、営業利益883百万円と前年同期比で大幅な増収増益となりました。営業利益率は8.3%と、前年同期の8.1%から改善しています。特にクラウドインテグレーション事業が好調で、売上高は39.5%増加しました。
売上・利益の推移
過去3年の業績推移を見ると、売上高は増加傾向にあり、前期は1,466百万円の大幅な増収となりました。利益面でも、営業利益は2年連続で増加しており、収益性の向上が続いています。今期も引き続き好業績が見込まれます。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は9,570百万円と前期末から約700百万円増加しています。主な変動要因は、現金及び預金の増加や受取手形・売掛金の増加などです。一方、負債合計は4,945百万円と約200百万円増加しました。純資産も4,625百万円と前期末から500百万円以上増加しており、財務の健全性が維持されています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が4,103百万円と前期末から約500百万円増加しました。また、受取手形・売掛金も3,406百万円と増加しています。これらは好調な業績を反映した結果と言えるでしょう。
負債の部
負債の部では、短期借入金が1,525百万円と830百万円増加しています。一方で、流動負債の「その他」に含まれる未払費用が大幅に減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が3,362百万円と前期末から約440百万円増加しました。この結果、自己資本比率は48.3%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社システムサポートのROA(総資産経常利益率)は9.4%、ROE(自己資本利益率)は13.2%と、いずれも良好な水準を維持しています。資産効率とともに自己資本の効率的な運用が図られており、収益性の高い経営が実現されていると評価できます。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが93百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが85百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが527百万円の収入となっています。現金及び現金同等物の期末残高は3,520百万円と、前期末から532百万円増加しました。
配当の支払額
株式会社システムサポートは、第2四半期末配当として1株当たり18円の配当を実施する予定です。前期実績と比べると3円増配となります。堅調な業績を背景に、株主への利益還元を積極的に行っていくと考えられます。
今後の展望
株式会社システムサポートは、中期経営計画「ローリングプラン(2024年6月期~2026年6月期)」を策定。顧客のDX推進の基盤となるサービスの拡充や、多様な人材の育成、ESG経営の強化などに取り組んでいきます。現在好調な事業パフォーマンスを維持しつつ、さらなる成長と企業価値向上につなげていくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社システムサポートは、クラウドサービスなどデジタル分野を中心に好調な業績を維持しています。売上高、営業利益ともに大幅な増加を果たし、収益性の高い事業構造を築いています。財務面でも健全性が保たれており、株主還元も積極的に行われています。今後の中期経営計画に期待が寄せられており、同社の持続的な成長が期待されます。
株式会社システムサポートの決算日や配当についてまとめました。
株式会社システムサポートの決算日は6月末日、第2四半期決算は12月末日です。配当は第2四半期末に1株当たり18円を支払う予定で、前期から3円の増配となります。好調な業績を背景に、今後も株主還元の充実が期待されます。