株式会社ボードルアの最新四半期決算を見てみました。成長株として注目されているこの会社は、ITインフラストラクチャ事業に特化した企業です。過去3年間の急成長ぶりには目を見張るものがあります。
企業情報
企業名: 株式会社ボードルア
証券コード: E37133
決算期: 2月末
株式会社ボードルアの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ボードルアは、2月末を決算期としており、2月末に本決算の四半期報告書を提出しています。その後、5月、8月、11月にそれぞれ四半期報告書を提出しています。
主な事業
株式会社ボードルアは、ITインフラストラクチャ事業を中心に事業を展開しています。クラウドサービスやネットワーク構築、セキュリティなどのIT関連サービスを提供しており、エンタープライズ企業を主要な顧客としています。新しいデジタル技術の活用を支援することで、企業の生産性向上や競争力強化に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高5,393,229千円(前年同期比43.6%増)、経常利益1,132,165千円(前年同期比62.1%増)と大幅な増収増益となっています。利益率も20%超と高水準を維持しており、事業の高い収益性が特徴的です。
売上・利益の推移
ここ3年間で売上高は約1.5倍に、経常利益は約2倍に増加しています。IT投資需要の高まりを背景に、顧客基盤の拡大と深耕が進んだことで、急速な業績拡大を実現してきました。今後も同様の成長軌道を維持できると期待されています。
四半期連結貸借対照表について
直近の四半期連結貸借対照表では、総資産が6,195,570千円と大幅に増加しています。これは主に自己株式取得のための預け金が増加したことによるものです。一方、負債は1,895,564千円と健全な水準を維持しており、自己資本比率は69.3%と高い財務体質を実現しています。
資産の部
資産の主な内訳は、現金及び預金3,743,623千円、売掛金及び契約資産910,354千円、のれん488,258千円などです。事業拡大に向けた投資が進む一方で、手元流動性も十分に確保されています。
負債の部
負債の主な内訳は、買掛金17,132千円、長期借入金542,808千円などです。現時点では有利子負債が少なく、健全な財務体質を維持しています。
純資産の部
純資産の主な内訳は、資本金601,076千円、利益剰余金3,325,393千円です。自己株式191,400千円を控除した上でも、4,300,006千円の純資産を有しており、財務体質は非常に優良です。
ROAとROE
ROAは14.6%、ROEは18.1%と、いずれも高水準を維持しています。事業の高収益性に加え、適切な財務レバレッジの活用により、株主価値の向上にも貢献しています。今後も同水準の収益性を維持できるよう、さらなる事業拡大に取り組むことが期待されます。
キャッシュフロー
営業キャッシュフローは1,064,866千円と好調です。これにより、自己株式取得のために508,054千円を投資キャッシュフローに充てることができています。一方、財務キャッシュフローでは長期借入れを実施するなど、財務の健全性も確保しています。手元流動性が十分に確保されている中で、投資と配当のバランスを取りながら経営を行っていると評価できます。
配当の支払額
当社は現時点で配当を実施していません。積極的な事業投資と財務体質の強化に注力しており、今後の業績拡大を目指して内部留保の蓄積に取り組んでいます。成長企業として株主価値の最大化を目指していると言えるでしょう。
今後の展望
今後もITインフラストラクチャ事業を中心に、企業のデジタル化支援を通じた高成長が見込まれます。先端技術分野への注力や、M&Aなどを活用したさらなる事業拡大にも期待が高まっています。財務体質の健全性と優れた収益性を維持しつつ、持続的な成長を実現していくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ボードルアは、急成長を遂げているIT関連企業です。高収益性と健全な財務体質を誇り、企業のデジタル化支援を通じて事業を拡大してきました。今後も高成長が期待されており、投資家の注目を集めるベンチャー企業の1社といえるでしょう。
株式会社ボードルアの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ボードルアは2月末を決算期としており、年4回の四半期報告書の提出を行っています。一方で、現時点では配当を実施していません。内部留保の蓄積に注力しており、事業拡大と財務体質の強化に注力しているようです。今後の業績拡大とともに、株主還元策の導入が期待されます。