株式会社ボードルアの2024年3月期第1四半期決算報告をご紹介します。業績は順調に推移しており、売上収益が39.6%増加するなど、非常に良好な結果となりました。同社はITインフラストラクチャ事業を展開する企業で、企業のDX化を支える重要なサービスを提供しています。
企業情報
企業名: 株式会社ボードルア
証券コード: E37133
決算期: 2024年3月期
株式会社ボードルアの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ボードルアの決算日は2月末日です。決算発表は毎年7月中旬に行っています。
主な事業
株式会社ボードルアは、ITインフラストラクチャ分野のコンサルティングから設計、構築、マネージドサービスまでを提供しています。企業のDX化を支えるため、サーバーやネットワーク、セキュリティなどの領域で高度な専門性を活かしたソリューションを展開しています。顧客のITニーズに合わせた最適なサービスを提供することで、事業の成長を続けています。
今期の業績と利益率は?
2024年3月期第1四半期の業績は売上収益2,339,073千円と前年同期比で39.6%の増加を記録しました。利益面でも、営業利益が450,962千円と64.2%増加と大幅な伸びを示しました。収益力の高さが窺えます。
売上・利益の推移
株式会社ボードルアは、売上収益、営業利益共に堅調に推移しています。直近3年間で売上収益が1.7倍、営業利益が1.6倍に増加しており、事業の成長力が高いことがわかります。ITインフラ需要の高まりを背景に、同社の強みを活かした事業拡大が続いています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ボードルアの2024年5月31日現在の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が7,969,164千円と、前期末から1,030,035千円増加しています。負債合計は2,882,400千円と194,677千円増加、純資産合計は5,086,763千円と835,358千円増加しています。財務体質の強化が進んでいる様子が見て取れます。
資産の部
資産の部では、のれんが577,472千円増加したことや、営業債権及びその他の債権が171,283千円増加したことなどが主な要因です。事業拡大に伴う資産の積み上げが進んでいることがわかります。
負債の部
負債の部では、社債及び借入金(非流動)が150,646千円増加したほか、その他の流動負債が85,956千円増加した一方、未払法人所得税が168,214千円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が334,228千円増加したほか、自己株式の処分により310,375千円増加しています。財務体質の強化が進んでいることがうかがえます。
ROAとROE
株式会社ボードルアのROA(総資産利益率)は4.2%、ROE(自己資本利益率)は6.6%となっています。ROAは前期末比0.9ポイント、ROEは1.0ポイントそれぞれ改善しており、収益性の向上が進んでいることがわかります。ITインフラ分野での高収益事業モデルが、同社の強みとなっています。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが157,308千円の収入となり、前年同期の19,454千円の支出から大幅に改善しました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは21,499千円の支出となっています。財務基盤の健全性が維持されています。
配当の支払額
株式会社ボードルアは、第1四半期決算期末時点では配当の支払いは行っていません。通期での配当予想は未定となっています。成長投資に経営資源を充てながら、株主還元についても検討を進めていくことが期待されます。
今後の展望
株式会社ボードルアは、ITインフラストラクチャ分野での事業拡大を目指しています。エンタープライズ顧客の深耕や先端技術分野への注力を推進し、持続的な成長を目指します。また、2024年3月にFunClockを子会社化するなど、M&Aによる成長戦略も積極的に展開しています。今後も業績拡大が期待できる企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社ボードルアの2024年3月期第1四半期決算は、売上収益、利益ともに大幅に伸長しており、好調な業績を維持しています。ITインフラ分野での高い収益性と事業成長力が特徴で、今後の持続的な発展が期待できる企業と言えるでしょう。株主還元面での配慮も今後の課題といえます。
株式会社ボードルアの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ボードルアの決算日は2月末日で、決算発表は毎年7月中旬に行っています。配当については、第1四半期決算時点では未定となっています。今後の事業拡大と株主還元の両立が注目されます。