株式会社Finatextホールディングスの第10期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

この度、AI型FinTech企業の株式会社Finatextホールディングス(証券コード: 44190)が、2023年度第3四半期の決算報告を行いました。同社の中期的な成長戦略と第3四半期の業績を確認していきましょう。

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企業情報

企業名: 株式会社Finatextホールディングス
証券コード: 44190
決算期: 3月期

株式会社Finatextホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社Finatextホールディングスの決算日は3月31日です。年間の決算は5月に発表され、第3四半期の決算は2月に行われます。

主な事業

株式会社Finatextホールディングスは、「金融をサービスとして再発明する」をミッションに掲げ、金融サービス事業者向けのクラウド基幹システムの提供やデジタルトランスフォーメーション支援などを行っています。金融インフラストラクチャ事業フィンテックソリューション事業ビッグデータ解析事業の3つのセグメントで事業を展開しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高3,633,399千円(前年同期比28.1%増)営業利益38,155千円(前年同期は84,195千円の営業損失)と大幅な増収・黒字化を実現しました。これはストック収益の拡大や新規パートナーの獲得、契約数の増加などが寄与したためです。また、経常利益33,092千円(前年同期は77,511千円の経常損失)と黒字化し、収益性が改善されてきています。

売上・利益の推移

過去3年の売上高と利益の推移を見ると、売上高は着実に増加し、利益は前年同期比で改善されています。特に今期第3四半期は大幅な増収と黒字化を実現しており、同社の事業基盤が強化されてきていることがわかります。今後さらなる収益力の向上が期待できそうです。

四半期連結貸借対照表について

同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が19,042,172千円、負債合計が10,415,104千円、純資産合計が8,627,068千円となっています。前期末と比較して、資産が増加し、負債が増加、純資産は減少しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が5,614,159千円、売掛金が827,407千円、営業貸付金が6,511,000千円と、前期末に比べ大幅に増加しています。これらは主に事業の成長に伴う運転資金の増加によるものと考えられます。

負債の部

負債の部では、証券業における預り金が3,940,921千円、1年内返済予定の長期借入金が266,400千円、長期借入金が467,000千円となっています。借入金が増加しているため、財務 leverage(負債比率)も上がっています。

純資産の部

純資産の部では、資本金が93,767千円、資本剰余金が12,221,588千円、利益剰余金が△4,232,571千円となっています。純資産合計では8,627,068千円となり、前期末より減少しています。

ROAとROE

同社のROA(総資産経常利益率)は前年同期の△0.5%から当第3四半期は0.2%と改善されてきています。また、ROE(自己資本利益率)も前年同期の△2.1%から当第3四半期は△1.6%と、わずかながら改善されてきています。これは、経常利益が増加し、自己資本比率も42.5%と高水準を維持できているためです。今後さらなる収益力向上と効率的な資本運用に期待がかかっています。

キャッシュフロー

一方、キャッシュ・フローに関しては四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため、詳細な情報は開示されていません。ただし、営業活動によるキャッシュ・フローは増加傾向にあり、事業活動に必要な運転資金は確保できていると考えられます。

配当の支払額

株式会社Finatextホールディングスは、創業からまだ日が浅く、成長段階にあるため、配当は行っていません。今後の業績の向上と経営基盤の強化に注力し、適切な時期に株主還元を検討していくものと思われます。

今後の展望

同社は今後も金融インフラストラクチャ事業、フィンテックソリューション事業、ビッグデータ解析事業の3つの事業領域で、金融のデジタル化を推進し、事業の拡大に取り組んでいくと発表しています。特に金融インフラストラクチャ事業では、既存のパートナーとの協業の深化や新規パートナーの開拓が期待されます。また、フィンテックソリューション事業やビッグデータ解析事業でも、収益の拡大と安定化を目指していきます。

編集部のまとめ

株式会社Finatextホールディングスは、大幅な増収と黒字化を実現した第3四半期決算を発表しました。特に金融インフラストラクチャ事業とビッグデータ解析事業が好調で、ストック収益の拡大や新規契約の獲得などが業績に貢献しています。今後も金融のデジタル化を牽引し、事業基盤の強化と収益力の向上に期待が高まっています。

株式会社Finatextホールディングスの決算日や配当についてまとめました。

同社の決算は3月末日が基準日で、年間の決算は5月に発表されます。また、第3四半期の決算は2月に行われます。ただし、現時点では利益を内部留保し、事業の成長に注力しているため、配当は行っていません。今後の業績次第で株主還元も検討されるでしょう。

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