株式会社シノプスの決算報告をご紹介します。シノプスは、食品ロス削減や業務効率化に貢献する需要予測・自動発注サービスを提供する企業です。
企業情報
企業名: 株式会社シノプス
証券コード: 44280
決算期: 2024年12月期
株式会社シノプスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
シノプスの決算日は12月31日で、毎年5月に決算発表を行っています。
主な事業
シノプスは、需要予測・自動発注システム「sinops」を中心に事業を展開しています。sinopsは、AI技術を活用して需要予測や発注業務を自動化することで、食品ロスの削減や業務効率化に貢献しています。企業のデジタル化を支援し、生産性向上に寄与しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の売上高は386,155千円と前年同期比16.8%増と好調でした。営業利益は8,132千円と前年同期比334.5%増と大幅な増益となりました。このように、シノプスの業績は順調に推移しており、利益率も改善傾向にあります。
売上・利益の推移
シノプスの売上高は、既存ユーザーへのクロスセルや新規ユーザーの獲得などにより増加基調にあります。営業利益も、事業拡大に伴う人件費増加があるものの、全体としては増益となっています。今後も同社のデジタル化支援サービスの需要が高まり、売上、利益ともに安定した成長が期待できます。
四半期連結貸借対照表について
シノプスは単体での決算を行っている企業です。四半期の財務状況を見ると、総資産は2,047,842千円、負債は356,287千円、純資産は1,691,555千円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が688,802千円と手元流動性が高い状況です。また、ソフトウエアなどの無形固定資産が305,075千円と、事業を支える基盤が整っています。
負債の部
負債の部では、買掛金が25,566千円、賞与引当金が39,505千円となっています。負債総額は356,287千円と、健全な財務状況が維持されています。
純資産の部
純資産は1,691,555千円となっており、自己資本比率は82.6%と高水準を維持しています。これにより、シノプスは財務基盤が強固であると評価できます。
ROAとROE
シノプスのROAは前年同期比に改善傾向にあり、ROEも高水準を維持しています。これは売上や利益の増加により、資産効率や株主価値が高まっていることを示しています。今後も持続可能な成長が期待できる企業といえます。
キャッシュフロー
シノプスは、営業活動によるキャッシュ・フローがプラスを維持しており、安定的な収益基盤を有していることが分かります。また、投資活動によるキャッシュ・フローもマイナスとなっていることから、新規事業への投資や設備投資など、企業の成長に向けた取り組みを行っていると考えられます。
配当の支払額
シノプスは、2023年12月期の期末配当として1株当たり13円の配当を実施しました。今後も安定的な配当を行っていくことが期待されます。
今後の展望
シノプスは、DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速や食品ロス削減への取り組みなど、事業環境の変化に着実に対応しています。引き続き、sinopsサービスの機能拡充と顧客基盤の拡大を目指し、持続的な成長が期待できる企業といえます。
編集部のまとめ
シノプスは、業績も順調に推移しており、財務基盤も強固です。今後もDXの推進や食品ロス削減への取り組みなど、注目すべき企業と言えるでしょう。同社の今後の成長に期待が高まります。
株式会社シノプスの決算日や配当についてまとめました。
シノプスの決算日は12月31日で、毎年5月に決算発表を行っています。2023年12月期の期末配当は1株当たり13円でした。今後も安定的な配当が期待できる企業です。