Chatwork株式会社の2024年第1四半期決算報告が公開されました!売上高1,934,557千円と大幅な増収となり、経常損失は16,922千円と前年同期に比べて大幅に改善しています。ビジネスチャットツール「Chatwork」を中心に事業が順調に拡大しており、今後もさらに中小企業のDX化に貢献していくことが期待されます。
企業情報
企業名: Chatwork株式会社
証券コード: E35124
決算期: 12月期
Chatwork株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
Chatwork株式会社は12月期決算を行っています。具体的な決算スケジュールは、第1四半期決算が5月15日、第2四半期決算が8月15日、第3四半期決算が11月15日、そして本決算が翌年の3月末となります。
主な事業
Chatwork株式会社は、「働くをもっと楽しく、創造的に」というミッションのもと、ビジネスチャットツール「Chatwork」の提供を中心に事業を展開しています。国内中小企業を中心とした顧客企業の労働生産性の向上や、働き方の多様性を提供しており、国内利用者数No.1のサービスとなっています。また、中長期的には「ビジネス版スーパーアプリ」としてプラットフォーム化を目指し、さらなる中小企業のDX化への貢献を目指しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間では、売上高は1,934,557千円と前年同期比で36.0%の大幅な増収となりました。経常損失は16,922千円と大幅に改善しており、事業の拡大が進んでいることがわかります。この背景には、主力サービスである「Chatwork」のARPU上昇や、子会社化した株式会社ミナジンからのサービス拡張などが寄与しています。
売上・利益の推移
Chatwork株式会社は、2024年12月期第1四半期において売上高1,934,557千円、営業損失13,698千円、経常損失16,922千円と前年同期に比べて大幅に改善しています。これは主力サービスである「Chatwork」のARPU上昇や、子会社化した株式会社ミナジンからのサービス拡張などが寄与したためです。今後も中小企業のDX化に貢献し、事業の拡大が期待できます。
四半期連結貸借対照表について
Chatwork株式会社の2024年3月31日現在の総資産は6,160,596千円となっています。前期末比112,894千円減少しています。負債合計は3,751,787千円と前期末比99,484千円減少しています。純資産は2,408,809千円と前期末比13,409千円減少していますが、自己資本比率は39.1%と健全な水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が3,107,747千円と前期末比109,219千円減少しています。主な要因は、前払費用が140,264千円減少したことによるものです。固定資産は3,052,849千円と前期末比3,675千円減少しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が2,501,757千円と前期末比44,884千円減少しています。主な要因は、契約負債が24,631千円減少したことによるものです。固定負債は1,250,030千円と前期末比54,600千円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が2,763,324千円と前期末比15,070千円増加し、資本剰余金が2,749,184千円と15,070千円増加しています。一方で利益剰余金は-3,103,612千円と43,551千円減少しています。これらの結果、自己資本比率は39.1%となっています。
ROAとROE
Chatwork株式会社のROAは前年同期の-2.4%から当期-0.7%へ改善し、ROEも前年同期の-6.4%から当期-1.8%と大幅に改善しました。これは、売上高の増加と経常損失の大幅な減少が主な要因です。今後はさらなる収益性の改善が期待できます。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため記載しておりません。ただし、現金及び預金が2,174,110千円と前期末比71,623千円減少しています。今後のキャッシュ・フローの推移に注目していく必要があります。
配当の支払額
Chatwork株式会社は、過去から現在まで配当を行っておりません。会社の成長と事業拡大に注力しており、内部留保の充実を図ってきた結果だと考えられます。今後の配当動向については、財務状況や事業の成長に合わせて検討されると見られます。
今後の展望
Chatwork株式会社は、中小企業のDX化に貢献することを目標に掲げており、主力の「Chatwork」サービスを中心に事業拡大を進めています。当第1四半期では、子会社化した株式会社ミナジンのサービス拡張などにより業績が改善しており、今後もビジネスチャットのプラットフォーム化を目指し、さらなる成長が期待できます。
編集部のまとめ
Chatwork株式会社の2024年第1四半期決算は、売上高の大幅な増加と経常損失の大幅な改善など、前年同期と比較して大きな進歩が見られます。中小企業のDX化に貢献するビジネスチャットツール「Chatwork」を中心に事業が順調に拡大しており、今後の更なる成長が期待できる企業だと言えます。株主還元については現時点では行われていませんが、今後の財務状況に合わせて検討されるものと思われます。
Chatwork株式会社の決算日や配当についてまとめました。
Chatwork株式会社の決算日は12月期で、具体的な決算スケジュールは第1四半期が5月15日、第2四半期が8月15日、第3四半期が11月15日、本決算が翌年3月末となります。配当については、過去から現在まで行われておらず、内部留保の充実を図ってきたことがわかります。今後の事業拡大に合わせて配当政策が検討されることが期待されます。