この度、株式会社ニイタカの2023年6月期第3四半期の決算報告が発表されました。売上高は169億円を超え、経常利益は10億円以上を達成しております。企業の成長を示す良好な数字が出ています。これからも企業価値向上に向けて注目していきたいと思います。
企業情報
企業名: 株式会社ニイタカ
証券コード: 44650
決算期: 6月
株式会社ニイタカの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ニイタカの決算期は6月で、毎年6月に決算を行っています。また、四半期決算は3月、6月、9月、12月の年4回実施されます。
主な事業
株式会社ニイタカは、業務用洗剤・除菌剤、固形燃料、健康食品等の製造・販売を行う企業です。ケミカル事業では、感染症対策製品の開発や新チャネルの拡大に取り組んでいます。また、ヘルスケア事業では健康食品の国内およびグローバルでの販路拡大に注力しています。多様化するニーズに対応した製品・サービスの提供に力を入れています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の連結業績は、売上高169億円、経常利益10億円と前年同期に比べ大幅に増加しました。販売好調や製品価格の適正化などによって、営業利益率も6.3%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年の業績推移をみると、売上高は一貫して増加しており、経常利益も堅調に推移しています。感染症関連製品の需要増加や新製品投入の効果が現れ、経営成績は好調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の連結貸借対照表を見ると、資産合計は226億円、負債合計は96億円、純資産は130億円となっています。自己資本比率は57.5%と健全な財務状況を保っています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が66億円と豊富な手元流動性を確保しており、棚卸資産も15億円と適正水準を維持しています。有形固定資産は73億円で、生産力増強に向けた設備投資が進んでいます。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が13億円、長期借入金が21億円となっています。財務基盤は安定しており、借入金の削減に取り組んでいます。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が114億円と積み上がっています。また、自己株式も51百万円と少なく、株主還元の観点からも健全な状態にあります。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は4.8%、ROE(自己資本当期純利益率)は3.1%と、前年同期に比べ低下しています。これは、中国子会社の事業撤退に関わる損失を計上した影響によるものです。ただし、経常利益ベースでは増益となっているため、収益力は向上しています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは23億円の増加となり、投資活動によるキャッシュ・フローは8億円の減少となりました。財務活動では15億円の減少と、全体としては現金及び現金同等物が増加しています。安定的なキャッシュ・フロー創出力を持っていると評価できます。
配当の支払額
当第3四半期では、1株当たり22円の中間配当を実施しました。前年同期の1株32円に比べ減少しましたが、業績の伸長を受け、株主還元を継続しています。今後の配当動向にも注目が集まるところです。
今後の展望
株式会社ニイタカは、ケミカル事業では感染対策製品の開発や新チャネルの開拓、ヘルスケア事業では健康食品の国内外での販路拡大を進めています。経営基盤の強化と新規事業の育成により、持続的な成長に取り組んでいく方針です。今後も企業価値向上に向けた取り組みに期待が高まります。
編集部のまとめ
株式会社ニイタカは、売上高、経常利益ともに前年同期から大幅な増加を果たし、好調な業績を継続しています。感染対策製品などの増収や価格適正化の効果が出ており、収益性も改善しています。財務状況も健全で、株主還元にも努めています。今後の新規事業展開や海外展開など、さらなる成長が期待される企業といえます。
株式会社ニイタカの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ニイタカの決算日は6月末で、年4回の四半期決算を行っています。当期は1株当たり22円の中間配当を実施しました。業績が好調な中、株主還元にも積極的に取り組んでおり、今後の配当動向にも注目が集まります。