HENNGE株式会社の最新の業績が発表されました。クラウドセキュリティサービスが好調に推移し、売上高は前年同期比21.9%増加と順調に推移しています。また、営業利益、経常利益、純利益も大幅に増加しており、企業の成長力が感じられる内容となっています。
企業情報
企業名: HENNGE株式会社
証券コード: 44750
決算期: 9月期
HENNGE株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
HENNGE株式会社の決算は9月期で、年4回の四半期決算を行っています。2024年5月10日に今回の第2四半期決算が発表されました。
主な事業
HENNGE株式会社は、クラウドセキュリティサービスを主軸に事業を展開しています。不正ログイン対策やスマートフォン紛失対策、メールの情報漏洩対策などを一体的に提供する「HENNGE One」サービスが中心となっています。
また、クラウド型メール配信サービスなどのプロフェッショナルサービスも手がけています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は売上高3,895百万円(前年同期比21.9%増)、営業利益648百万円(同141.4%増)、経常利益636百万円(同160.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益421百万円(同175.7%増)と大幅な増収増益となりました。
また、売上総利益率は84.0%と高水準を維持しているのも特徴です。
売上・利益の推移
HENNGE株式会社は、HENNGE One事業の順調な拡大により、売上高は堅調に増加しています。
利益面でも、研究開発部門における基盤システムの効率化などにより、営業利益、経常利益、純利益ともに大幅に増加しています。
四半期連結貸借対照表について
直近の四半期連結貸借対照表では、総資産が6,464百万円と前期末比169百万円増加しました。
一方、負債合計は3,577百万円と303百万円減少し、純資産は2,887百万円と472百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が4,359百万円と前期末比226百万円減少したものの、投資その他の資産が1,132百万円と166百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、契約負債が2,474百万円と前期末比317百万円減少したことが主な要因となっています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が1,898百万円と421百万円増加したことで、純資産が2,887百万円と大幅に増加しました。
ROAとROE
HENNGE株式会社のROA(総資産経常利益率)は9.8%、ROE(自己資本利益率)は15.1%となっています。
これらの指標は前年同期比でも大幅に改善しており、企業の収益性と資本効率が着実に高まっていることがわかります。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが191百万円の支出、投資活動によるキャッシュ・フローが35百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが0百万円の支出となりました。
これにより、期末の現金及び現金同等物は4,359百万円となっています。
配当の支払額
HENNGE株式会社は現在、配当を行っていません。今後の業績拡大に合わせて、株主還元策についても検討していく可能性があるでしょう。
今後の展望
HENNGE株式会社は、HENNGE One事業の成長を事業の柱としています。今後もサービス開発やサービス内容の向上に注力し、更なる契約企業数の拡大や、ユーザあたり単価の上昇を目指していく方針です。
また、キックフローなどの新規事業にも積極的に取り組み、企業価値の向上を図っていきます。
編集部のまとめ
HENNGE株式会社の決算は売上高、各利益ともに大幅な増加と、非常に良好な内容となりました。クラウドセキュリティサービスの需要拡大や、経営効率化の取り組みが奏功した結果だといえるでしょう。今後も同社の成長に注目していきたいと思います。
HENNGE株式会社の決算日や配当についてまとめました。
HENNGE株式会社の決算は9月期で、年4回の四半期決算を行っています。今回発表された第2四半期決算では、売上高、各利益が大幅に増加しました。一方で、現時点では配当は行っていないものの、今後の業績拡大に合わせて株主還元策についても検討していく可能性があります。