株式会社メドレーが2024年第1四半期の決算報告を発表しました。売上高は前年同期比34.0%増の5,946百万円と大幅に伸長しました。人材プラットフォーム事業と医療プラットフォーム事業が好調に推移したことがその要因です。利益面でも、経常利益は前年同期比43.6%増の723百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は466百万円と、着実に利益を積み上げています。
企業情報
企業名: 株式会社メドレー
証券コード: 44800
決算期: 12月期
株式会社メドレーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社メドレーの決算日は12月31日です。2024年第1四半期の決算は2024年1月1日から3月31日までの期間となります。四半期ごとの決算発表は年間4回行われています。
主な事業
株式会社メドレーは、人材プラットフォーム事業と医療プラットフォーム事業を展開しています。人材プラットフォーム事業では、求人サイト「ジョブメドレー」やオンライン研修システム「ジョブメドレーアカデミー」などのサービスを提供しています。医療プラットフォーム事業では、調剤薬局向けシステム「Pharms」や介護施設検索サイト「介護のほんね」などを展開しています。
今期の業績と利益率は?
2024年第1四半期の業績は好調で、売上高は前年同期比34.0%増の5,946百万円となりました。利益面でも経常利益は前年同期比43.6%増の723百万円と大幅に増加しています。人材プラットフォーム事業と医療プラットフォーム事業が順調に業績を伸ばしたことが主な要因です。
売上・利益の推移
売上高は2023年は20,532百万円だったのに対し、2024年第1四半期は5,946百万円と大幅に増加しています。利益面でも、経常利益が2023年は3,755百万円だったのに対し、2024年第1四半期は723百万円と大きく伸長しました。人材プラットフォーム事業と医療プラットフォーム事業の堅調な業績が、売上・利益の拡大につながっています。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月31日時点での株式会社メドレーの四半期連結貸借対照表は、資産合計30,904百万円、負債合計12,740百万円、純資産18,164百万円となっています。資産は前期末比で5,474百万円増加し、負債も4,947百万円増加していますが、純資産も526百万円増加しています。
資産の部
2024年3月末の資産は30,904百万円で、前期末比5,474百万円増加しました。流動資産は20,855百万円と1,922百万円増加しており、現金及び預金や売掛金が増加しています。固定資産は10,047百万円と3,556百万円増加しています。
負債の部
2024年3月末の負債は12,740百万円で、前期末比4,947百万円増加しました。流動負債は6,655百万円と423百万円増加し、1年内返済予定の長期借入金が増加しています。固定負債は6,084百万円と4,524百万円増加しており、長期借入金が大幅に増加しています。
純資産の部
2024年3月末の純資産は18,164百万円で、前期末比526百万円増加しました。自己株式の処分により資本剰余金が増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金も増加しています。
ROAとROE
株式会社メドレーのROA(総資産経常利益率)は2023年は14.8%でしたが、2024年第1四半期では2.3%となっています。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は2023年が14.5%、2024年第1四半期は2.6%となっています。ROAとROEは第1四半期では低下していますが、これは売上拡大に向けた先行投資の影響によるものと考えられます。年間では引き続き高い水準を維持できるものと期待されます。
キャッシュフロー
株式会社メドレーのキャッシュフローは、2023年は営業活動によるキャッシュ・フローが3,851百万円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは2,210百万円の支出となっており、新規事業などへの先行投資を行っています。財務活動によるキャッシュ・フローは353百万円の支出となっています。2024年第1四半期については、現時点では開示されていません。
配当の支払額
株式会社メドレーは、2023年12月期の期末配当として1株当たり20円の配当を実施しました。また、2024年12月期の配当については未発表ですが、業績の拡大に合わせて配当の増額も期待されます。今後も着実な業績拡大に伴い、株主への利益還元を行うことが期待されます。
今後の展望
株式会社メドレーは、AI等の先進技術を活用しながら、両事業セグメントにおける競争力の一層の強化に取り組む予定です。人材プラットフォーム事業では、ユーザー体験の向上とサービスの機能強化に注力し、医療プラットフォーム事業では、ソリューション拡充やデジタル化の推進などに努めていきます。これらの取り組みにより、中長期的な事業成長と収益力の向上を目指すとしています。
編集部のまとめ
株式会社メドレーの2024年第1四半期の決算は大変良好な結果となりました。売上高、経常利益ともに前年同期比で大幅な増加を果たしています。人材プラットフォーム事業と医療プラットフォーム事業が堅調に推移したことが主な要因です。今後も先進的なデジタル技術の活用で競争力を高め、さらなる業績拡大が期待されます。株主還元についても、着実な配当の増額が見込まれています。
株式会社メドレーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社メドレーの決算日は12月31日で、四半期ごとに決算を発表しています。2023年12月期の期末配当は1株当たり20円でしたが、今後の業績拡大に伴い配当の増額が期待されます。引き続き注目の企業といえるでしょう。