株式会社JMDCの2023年12月期第3四半期決算が発表されました!データヘルスケアサービスを手掛ける同社の業績は好調で、売上収益は前年同期比14.0%増の22,281百万円と大幅な増収となりました。また、営業利益は40.7%増の5,667百万円と大きく伸長しています。勢いに乗る同社の今後の成長に期待が高まります。
企業情報
企業名: 株式会社JMDC
証券コード: 44830
決算期: 3月31日
株式会社JMDCの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社JMDCの決算期は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日に実施されています。決算発表は通常より早く行われており、効率的な経営体制が評価されています。
主な事業
株式会社JMDCは、「データとICTの力で、持続可能なヘルスケアシステムを実現する」ことを目指し、日本のヘルスケア業界の多様なデータを結集して社会に還元しています。具体的には、健康保険組合の保健事業を支援するデータ分析サービスや、医療機関向けのデータ分析・請求業務支援サービス、調剤薬局向けのシステム開発・販売事業などを手がけています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上収益は22,281百万円と、前年同期比14.0%増と好調な業績を示しました。また、営業利益は5,667百万円と、前年同期比40.7%増と大幅な増益となっています。これにより、EBITDAマージンは27.8%と、高い収益性を維持しています。
売上・利益の推移
同社の売上収益は4期連続で増収を続けており、直近の第11期第3四半期では22,281百万円と過去最高を更新しています。また、営業利益も4期連続で増益となり、第11期第3四半期は5,667百万円と高水準を維持しています。同社の「ヘルスビッグデータ」「遠隔医療」「調剤薬局支援」の3事業が順調に推移し、企業価値を高めています。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第3四半期連結会計期間末の総資産は103,611百万円と前連結会計年度末比5,044百万円増加しました。これは主に、のれんが5,097百万円増加したことによるものです。
負債の部
負債は33,567百万円と前連結会計年度末比475百万円減少しました。これは主に、流動負債の借入金が2,156百万円増加した一方で、非流動負債の借入金が1,687百万円減少したことによるものです。
純資産の部
純資産は70,044百万円と前連結会計年度末比5,519百万円増加しました。これは主に、新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ1,102百万円増加し、四半期利益3,991百万円を計上したことによるものです。
ROAとROE
同社のROA(総資産利益率)は7.5%、ROE(自己資本利益率)は12.3%と、高水準の収益性を維持しています。これは、「ヘルスビッグデータ」「遠隔医療」「調剤薬局支援」の3つの事業が順調に推移し、企業価値を高めていることが要因です。今後も同水準以上の収益性を維持していくことが期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは1,232百万円の収入となり、前年同期比1,258百万円減少しています。これは主に、法人所得税の支払額が増加したことによるものです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは9,427百万円の支出となり、子会社株式の取得などで資金が流出しています。財務活動では2,395百万円の収入を計上しました。
配当の支払額
同社は、2023年6月7日に1株あたり12円の期末配当を実施しました。前期の1株あたり10円から2円増配となり、株主還元の強化を図っています。今後も安定的な配当政策を継続していくことが期待されます。
今後の展望
同社は、「データとICTの力で、持続可能なヘルスケアシステムを実現する」ことを目指しており、ヘルスデータの分析サービスや遠隔医療、調剤薬局支援などの事業を通じて、医療の効率化や健康増進に貢献しています。
今後は、健康経営の推進や、人工知能を活用した画像診断支援サービス、海外展開の加速など、新たな成長機会の創出に取り組み、さらなる業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社JMDCは、ヘルスケア業界のデータ活用を推進する企業として注目を集めています。当第3四半期決算では大幅な増収増益を達成し、事業基盤を一層強化しました。今後も「データとICT」を活かしたサービス拡充が期待されるほか、株主還元策の強化にも着目が必要でしょう。同社の更なる成長に期待が高まります。
株式会社JMDCの決算日や配当についてまとめました。
株式会社JMDCの決算期は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日に実施されました。直近の配当は1株当たり12円の期末配当で、前期から2円増配となりました。今後も安定的な配当を維持していくことが期待されます。