株式会社JTOWERの第12期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社JTOWERの決算内容をお伝えします。同社は通信インフラシェアリング事業を展開する注目企業です。直近の第3四半期は大きな増収となり、収益力も改善傾向にあります。売上高は前年同期比120.5%増の7,906,429千円となり、経常利益も95,057千円と黒字に転じています。今後のタワー事業の拡大や海外での事業展開等が期待されます。初めての株式投資をお考えの方にもおすすめの銘柄といえるでしょう。

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企業情報

企業名: 株式会社JTOWER
証券コード: 44850
決算期: 3月期

株式会社JTOWERの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社JTOWERの決算日は3月31日です。そのため、第3四半期決算は2023年12月31日時点のものとなります。主な決算スケジュールは、通期の決算発表が5月頃、第2四半期決算が11月頃となっています。

主な事業

株式会社JTOWERは、企業ビジョン「日本から、世界最先端のインフラシェアリングを。」のもと、従来は携帯キャリア各社単独で行われてきた携帯基地局関連インフラに係る装置、アンテナ、工事、構築物等の設備投資を同社で一本化し、各社へシェアリングする事業を展開しています。国内ではIBS事業(屋内インフラシェアリング)とタワー事業(屋外インフラシェアリング)に注力しており、海外ではベトナムにおけるIBS事業にも取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が7,906,429千円と大幅に増加しました。営業利益は705,089千円と黒字転換し、経常利益は95,057千円となりました。一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失は3,099千円となっています。利益率は改善傾向にあるものの、赤字水準にありますが、今後の収益基盤の強化に期待が高まっています。

売上・利益の推移

直近の業績を見ると、前年同期比で売上高が大幅に増加しています。これは国内IBS事業やタワー事業の拡大、海外IBS事業の伸長などが寄与したためです。一方で、経常利益は前年同期の赤字から黒字に転じました。今後はタワー事業の更なる伸長が期待されるほか、IBS事業の収益改善にも注目です

四半期連結貸借対照表について

資産合計は前期末比81,497,975千円増加の133,540,201千円となりました。これは主にタワー事業における鉄塔の取得に伴い、建物及び構築物が大幅に増加したことによるものです。一方で負債合計は61,244,640千円増加の100,393,263千円と大幅に膨らみ、自己資本比率は10.5%となりました。今後の財務体質の健全化が課題といえるでしょう。

資産の部

資産の部では、鉄塔取得に伴い建物及び構築物が大幅に増加しています。一方で、現金及び預金は減少傾向にあり、今後のキャッシュ管理に注目が集まります。

負債の部

負債の部では、鉄塔取得のための長期借入金が大幅に増加しました。また、未払金も大きく増加しています。これらの要因から自己資本比率が低下しており、今後の財務体質改善が課題となっています。

純資産の部

純資産の部では、合同会社JTOWER Infrastructureなどの優先出資に係る非支配株主持分が大幅に増加しています。一方で、利益剰余金は赤字幅が縮小傾向にあります。今後の収益改善に期待が寄せられています。

ROAとROE

株式会社JTOWERのROAとROEの推移を見ると、いずれも低水準にあります。これは主に設備投資の増加により資産が膨らんだことや、収益性の低さが影響しています。しかし、国内外でのIBS事業の伸長やタワー事業の拡大により、収益性の改善が期待されます。今後の企業価値向上につなげていくことが課題といえるでしょう。

キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローはプラスを維持しています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスが継続しており、主にタワー事業での設備投資が影響しています。財務活動によるキャッシュ・フローはプラスに転じており、外部からの資金調達が進んでいることがうかがえます。今後の資金繰りの動向に注目が集まります。

配当の支払額

株式会社JTOWERは創業間もない企業のため、現在のところ配当の実施はありません。今後の収益力の向上と財務体質の強化を経て、株主還元策の実施が期待されます。成長過程にある同社の業績や成長戦略に注目しながら、株主還元策の検討状況にも注意を払う必要があります。

今後の展望

株式会社JTOWERは、国内外でのIBS事業とタワー事業の拡大に注力しています。国内IBS事業では5Gサービスの本格化に合わせた展開が期待されますし、タワー事業でも通信インフラの共用化が進むことで収益拡大が見込めます。また、ベトナムでのIBS事業も好調に推移しており、海外展開にも期待感が高まっています。今後の業績拡大と収益性の向上に期待が集まっているといえるでしょう。

編集部のまとめ

株式会社JTOWERは、通信インフラシェアリング事業を展開する注目企業です。直近の第3四半期決算では、売上高が大幅に増加し、収益性も改善傾向にあります。IBS事業やタワー事業の拡大、海外展開の進展に期待がかかっています。創業後間もない企業ではありますが、今後の成長性に注目が集まっている銘柄といえるでしょう。

株式会社JTOWERの決算日や配当についてまとめました。

株式会社JTOWERの決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日時点のものです。同社は現在のところ配当を実施していませんが、今後の収益力の向上と財務体質の強化を経て、株主還元策の実施が期待されています。成長過程にある同社の業績や経営戦略の動向に注目していきたいですね。

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