株式会社ゼネテックの2023年度第3四半期決算報告書が発表されました!
ゼネテックは、システムソリューション事業、エンジニアリングソリューション事業、GPS事業を主軸に事業を展開している、注目の情報サービス企業です。
今回の第3四半期決算では、売上高が前年同期比26.6%増の4,933百万円と大幅に増加しました。また、営業利益は301百万円、経常利益は308百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は198百万円と、いずれも大幅な黒字を計上しています。堅調な業績を背景に、同社の成長戦略が奏功しつつあることがうかがえますね。
企業情報
企業名: 株式会社ゼネテック
証券コード: 44920
決算期: 3月31日
株式会社ゼネテックの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ゼネテックの決算期は3月31日です。
第3四半期決算の発表は2024年2月14日に行われ、その前の第2四半期決算は2023年11月14日に発表されています。
主な事業
株式会社ゼネテックは、システムソリューション事業、エンジニアリングソリューション事業、GPS事業の3つの事業セグメントを展開しています。
システムソリューション事業では組込みシステム開発を、エンジニアリングソリューション事業では3次元CAD/CAMソフトウェア「Mastercam」や3次元シミュレーションソフトウェア「FlexSim」の販売を、GPS事業ではスマートフォンアプリ「ココダヨ」の提供を行っています。
これらの事業を通じて、さまざまな企業のDXニーズに応えるソリューションを展開しています。
今期の業績と利益率は?
今期第3四半期の業績は、売上高が4,933百万円と前年同期比26.6%増と大幅に増加しました。
また、営業利益は301百万円、経常利益は308百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は198百万円と、いずれも前年同期から大幅な黒字転換を果たしています。
特に、システムソリューション事業やエンジニアリングソリューション事業の好調な業績が、同社の収益力向上に寄与しています。
売上・利益の推移
第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比26.6%増の4,933百万円となりました。
また、営業利益は前年同期の営業損失から一転し、301百万円の黒字を計上しています。さらに、経常利益は308百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は198百万円と、いずれも上場来最高益を更新しました。
事業ポートフォリオの最適化と収益力の強化が進んでおり、同社の業績は順調に推移しているようですね。
四半期連結貸借対照表について
ゼネテックの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が4,034百万円となっています。前連結会計年度末比87百万円減少していますが、依然として健全な財務体質を維持しています。
資産の部
流動資産は2,809百万円で、前連結会計年度末比16百万円減少しました。また、固定資産は1,225百万円で、前連結会計年度末比70百万円減少しています。
負債の部
流動負債は1,488百万円で、前連結会計年度末比13百万円減少しました。固定負債は548百万円で、前連結会計年度末比205百万円減少しています。
純資産の部
純資産合計は1,997百万円と、前連結会計年度末比131百万円増加しています。自己資本比率も49.5%と、財務の健全性を維持しています。
ROAとROE
ゼネテックのROA(総資産経常利益率)は7.7%、ROE(自己資本当期純利益率)は10.1%となっています。
前年同期と比べて大幅に改善しており、収益力と資本効率性の向上が進んでいることがわかります。
これは、各事業セグメントの収益力が高まり、経営資源の最適配置が進んだことが要因です。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、前第3四半期連結累計期間では営業活動によるキャッシュ・フローが112百万円のプラスとなっていました。
これは、収益性の向上により営業活動からのキャッシュ・インが増加したためと考えられます。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは77百万円のマイナスとなっていました。
今後の成長投資や株主還元に向けて、健全なキャッシュ・フロー経営が期待できそうです。
配当の支払額
ゼネテックは第2四半期末と期末の年2回、配当を行っています。
当第3四半期では、2023年9月30日を基準日として1株当たり10円の中間配当を行っています。
配当性向は前期の16.7%から約50%まで高まっており、株主還元の強化が図られています。今後も業績拡大に合わせて、配当の増額が期待できそうです。
今後の展望
ゼネテックは、「ソリューションパートナーとしての真価の発揮」を基本戦略に掲げ、事業の拡大に取り組んでいます。
具体的には、システムソリューション事業の高付加価値化、エンジニアリングソリューション事業の成長、GPS事業の新サービス開発などに注力し、中期的な業績拡大を図っています。
また、M&Aや人材の確保・育成といった経営基盤の強化にも力を入れており、今後の成長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ゼネテックの2023年度第3四半期は、過去最高の売上高と利益を記録しました。
各事業セグメントがバランス良く成長しており、収益力と財務体質の強化が進んでいることが確認できました。
今後も、ソリューションパートナーとしての地位を強化し、中期的な業績向上を目指していく方針のようですね。同社の更なる飛躍に期待が高まります。
株式会社ゼネテックの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ゼネテックの決算期は3月31日で、年2回の配当を行っています。
第3四半期決算では、1株当たり10円の中間配当が支払われました。
前期から配当性向が高まっており、業績拡大に応じて配当の増額も期待できそうですね。